前回の続きです。
ヒルのような動物にも脳があるのは、他者とのコミュニケーションを楽しむためではなく、
「環境の中にいて、おいしいものがあったらそちらに行こうとか、
まずいものがあったらそこから逃げようとか、
何かわからないものがあったらどちらかに決めるとか、
食べるものなのかそれとも敵なのかといった、
情報として入ってくる身体感覚を、
寄っていくか逃げるかというシンプルな身体運動に変換するための
装置として脳を生み出しているわけです。」
なるほど、と思います。
さらに続けます。
「身体感覚が入ってきて、これを脳の中で計算して、
その演算結果を身体運動に替えるためのコンバーター、
感覚を運動に替えるためのコンバーター、
身体を入力と出力で結ぶためのコンバーターとして脳ができたのです。」
そして極めつけ、
「脳がない動物はたくさんいますが、身体のない脳はないのです。」
「よく脳はすごいと尊敬を集めているようですが、
脳はむしろ身体の奴隷だと思います。」
私は、この一連の考えに感銘を受けました。
様々な研究や現象がありますが、
これらのことを考えると、とてもよく理解できると感じました。
まだ、他にも興味深い内容はありますが、またの機会にしたいと思います。
今日もブログを見ていただきありがとうございました!
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