さて、その3です。
実際、身体拘束廃止は現場スタッフにとっては、とても難しい問題だと思います。
そう簡単にはできることとは思えません。
「介護スタッフが少ない中、拘束しないでケアするのは難しい」
「拘束しなかったら、転倒が増えてしまう」
などなど、いろいろと現場サイドの意見はあると思います。
これはたぶんに理念的な要素が含まれると思います。
以下は、あくまで私個人の意見です。
まず、身体拘束はやむを得ない事だとは思いますが、それでも、
身体拘束が「虐待」であると認識しているかどうか。
介護保険施設での安易な拘束は「虐待」にあたるとされています。
裏を返せば、身体拘束は、安易であろうがやむを得ないものであろうが
「虐待」だということです。
介護スタッフを責めるわけではありません。
ですが、「私たちは虐待しているんだ」と認識するところから、
全ては始まるのではないかと私は思っています。
例えば、それを直せ、と言われても、それを悪いと思っていなければ直しませんよね。
自分たちのやっていることが、とても酷いことで、非人道的なことで、虐待なんだ、と
認識できれば、それをなくしていきたいと考える原動力になるのではないでしょうか。
現場スタッフが打ちひしがれることはありません。
あくまでも、身体拘束は仕方のないことではない、と思うところからでないと、
身体拘束廃止は進まないのではないかと考えているだけです。
まだ、少し補足したいと思います。次回に。
今日もブログを見ていただきありがとうございました!
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