2017年5月31日水曜日

操体法と感覚統合

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


当実践会でお伝えしている、

操体法、というのは、

実に様々な分野と接点があり、実際にコラボしています。

三軸修正法とコラボした三軸操体法であったり、

天城流湯治法とコラボした天城流操体であったり、

ポール操体であったり、

いろいろな技術・健康法と組み合わせられています。


操体法自体が大きな概念を持っているので、

いろいろな方法論と共通性があるのでしょう。



さて、私は国家資格としては作業療法士なのですが、


作業療法の理論の中に、感覚統合理論というものがあります、


難しいことは省きますが、

触覚、視覚、聴覚、前庭覚、固有受容覚などの感覚を、

受容しづらかったり、受容しすぎたりするという状態のこどもが、

なかにはいるわけですが、


固有受容覚刺激の受容が足りないこどもに対して、

他動的に関節を圧迫して、固有受容覚の刺激を入力したりします。


最近、児童施設でこれをやってて、

ふと、操体法にも骨操法というのがあるのを思い出しました。


当実践会のカリキュラムでは、アドバンスコースでお伝えするものです。


関節の圧を高める、というのが代表的なやり方です。


ただ、感覚統合理論では固有受容覚の刺激の入力として私は行っているのですが、

これを受けているこどもは、おとなしくして、気持ちよさそうにしています。


ふだん激しく動き回るこどもがおとなしくしているので、

やっぱり気持ちいいのでしょう。


気持ち良さを味わう、という点では、やはり操体法と関連している部分もありそうです。


少なくとも、こどもにとって気持ちよい刺激を入れるならば、


こどもの神経系が良好に発達する、ということは言えると思うので、


操体法と通じるものがあると私は思います。



今日は雑感みたいになりましたが、


操体法の理念と通じるものは、他にもといろいろとありそうです。


気がついたらまたお話ししたいと思います。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



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セラピストスキルアップ実践会

2017年5月24日水曜日

治し方について

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は、

治し方 (あるいは治り方)

というお話し。


当実践会のセミナーは、短時間テクニックセミナーとうたっているように、

文字通り即効性のあるテクニックをお伝えしているのが大きな特徴です。


当実践会のセミナーを受講したことのある方はおわかりかと思いますが、

実際に、誰でもすぐに効果の出せるテクニックです。


患者さんもすぐに症状が良くなって嬉しいし、治療者側も嬉しいかもしれません。



しかし、ここで注意していただきたいのは、


それは痛みなどの症状が治まっただけでは、

治療としては完結していない、ということです。


例えばIポジションなどで、歪みがとれて症状が治まったとしても、


身体に歪みができた原因までとれたわけではないからです。


そして、さらに大事なのは、


即効で症状が治まって、

もし治療をそこで完結してしまうと、

自分の身体に対する、気づきや反省のチャンスを失ってしまう、

ということにもなります。


操体法では、

自分自身(患者さん)の原始感覚を大切にします。

それは、自分の身体からの訴えに耳を傾ける、ということでもあります。


今までそれをしてこなかったから、

身体が悲鳴をあげて、

痛みなどの症状を出しているからです。


さらに、悪いことには、

身体からの悲鳴を無視し続けていると、

身体は悲鳴さえも出さなくしてしまいます。





患者さんの訴える症状を即効的に改善できたとしても、

患者さんが、自分の身体からの声に気付くようにしてあげなければ、


結局は、また同様の症状や、別の症状を出してしまうことになると思います。


したがって、私たちは、


操体法を通じて、


自分の身体からの声に耳を傾ける、ということを学んでもらう必要があります。


それは、感覚レベルを向上させていくということでもあるし、


自分の身体をいたわる、ということでもあります。


操体法って素敵ですね。



今日はそんなお話しでした。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


自分の身体からの声に耳を傾けることを教えてくれる

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セラピストスキルアップ実践会









2017年5月17日水曜日

三軸操体をセルフメンテナンスに

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



3週にわたり三軸操体を取り上げてきました。


三軸操体は、施術としてもインパクトがありますが、



実際の施術で、三軸操体が効果的なら、


セルフメンテナンスとして患者さんに指導する手もあります。



例えば前回の例のように、

反ると腰が痛い、という患者さんなら、

実際の施術で、

前屈ー右ひねりー右側屈

で反応が良ければ、


「反って腰が痛くなったら、右にひねってから右に側屈してみて」

と指導しておきます。


実際には、細かいコツなどもあるので、

どのように利用するかは、みなさんそれぞれの利用の仕方があるかと思います。


もちろん施術だけで使用するのでもよいかとは思います。


患者さんが上記のような簡単な動きである程度症状の緩和がはかれるならば、

とても重宝するセルフメンテナンスではないかと私は思います。


私自信も、ふと腰の痛みなどを感じたときは、

三軸操体ですぐに症状を和らげることができます。

前屈で体が堅いな、感じた時も、何回か三軸操体をすると、手が床に付くようになります。



施術のみで利用するもよし、

セルフメンテナンスとして、自分で利用したり、

患者さんに指導するもよし。


三軸操体をどのように使用し、利用するかは、皆さん次第、です。



それでは、今日はこんなところで終わります。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




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2017年5月10日水曜日

プレセッションから三軸操体法へ

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一週間前の水曜日に、

三軸修正法の基礎原理であるプレセッションについてお話しさせていただきました。


今日は、そのプレセッションの考えを理解した上で、

どのように三軸操体法へと結びつけていくのかをお話ししたいと思います。




例を挙げてお話ししたいと思います。(実際にあった例です)

腰が痛くていくらか前かがみになって来院してきた患者さんがいました。


今日は腰がちょっと痛い、とのこと。


どうすると痛いのかと聞くと、


体を反ると痛いとのこと。


だから前かがみが楽なんですね。


操体法では、


楽な方、楽な方へと動いてもらいます。


なので、三軸操体法における1軸目は、前かがみで良いわけですね。

来院したときの前かがみの姿勢でまずはいてもらいます。

わざわざまっすぐな姿勢に戻す必要もありません。



さて、2軸目は、

プレセッションの原理を用いますが、

これも操体法的には、

右ひねりが楽か、左ひねりが楽かを患者さんに聞きます。


もし、右ひねりが良ければ、右にひねってもらいます。

すると、プレセッションの原理から考えると、3軸目は決まってしまいます。


後方へ体をより反れるようになりたいので(後屈)、


右へ側屈してもらいます。


まとめますと、三軸操体法では、


前屈ー右ひねりー右側屈


のパターンを用いたわけですね。


この患者さんは実際にこのパターンで、

先ほどの腰痛は楽になりました。




いかがでしょうか?


このように考えると、

三軸操体法もわかりやすいのではないでしょうか?



今日はこの辺で終わりにしておきます。


この続きは次の機会で。



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セラピストスキルアップ実践会

2017年5月3日水曜日

プレセッションとは?

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今日は先日少しだけお話しした、

プレセッション

のお話し。


池上六郎先生が見いだした3軸修正法は、

プレセッションの原理を身体の修正法に適用したものです。


先週の水曜日のピカメルでは、

ごく簡単に三軸修正法を体験できる方法をご紹介しました。


今日は、三軸修正法の原理である、

プレセッションについて簡単にご紹介しておきたいと思います。



プレセッションとは、


回転する物体に、ある方向から力を加えると、


その物体は、加えられた力の方向から回転方向90°先に倒れる、


という原理です。


わかりやすくお正月のコマを例にしますと、


自分の目の前で、右回り(時計回り)にコマを回したとします。

コマの軸に対して、手前から向こう側に力を加えると、

そのコマは、回転方向に90°先、この場合は、右側に倒れます。

右向きに力を加えると手前に倒れ、

手前に力を加えると、左側に倒れ、

左向きに力を加えると、向こう側に倒れます。


この場合は右回りでしたが、

左回りのコマの場合は、同様に考えると、

向こう側に力を加えると左側に倒れ、

左向きに力を加えると、手前に倒れ、

手前に力を加えると、右側に倒れ、

右向きに力を加えると、向こう側に倒れます。




この原理を、先週お話しした、三軸修正法の体験法に当てはめてみます。


身体を右に捻ってから、左に側屈すると、前屈がしやすくなる、でしたね。


右回りのコマは、

左向きに力を加える(たおす)と、向こう側(前方)に倒れます。


すなわち、右に捻った(回転する)身体を、左側に倒す、つまり、左側屈をすると、

前方に倒れやすくなる、ということになります。




どうでしょう?



実は後屈や左右の側屈も同様に考えられます。



つまり、


右に捻ってから、


前屈なら、右側屈がやりやすくなり、

右側屈なら、後屈がやりやすくなり、

後屈なら、左側屈がやりやすくなり、

左側屈なら前屈がやりやすくなる、

ということになります。



左ひねりの場合も同様に考えられます。


それは皆さんも考えてみて下さい。



今日はここまでにしておきたいと思います。


またの機会に続きをお話ししたいと思います。



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