2015年12月21日月曜日

痛みを取ってはだめ?

先日知ってなるほどと思ったお話の一つをご紹介したいと思います。

先日も勉強会のお話をしましたが、操体法について、

操法(操体法の実際の施術)をやる上で最も大切なのは、

「相手の症状をなくすことではありません」と。

えっ?! という感じですよね?

むしろ真逆で、痛みを取ってはだめだとのことです。

とても不思議です。

「痛みというのは身体からのサインです。」

そして、「そのサインはなんで出てるの?」という所を見つけて、

教えてあげるのが施術者の役割である、ということです。

これを聞いて、う~ん、なるほどな~と感銘を受けました。

確かに、痛みというのは身体からの危険信号であり、

その危険信号がなければ、逆に命にもかかわります。

その危険信号を安易に取るのではなく、

その危険信号が出ている大元の原因を教えてあげて、本人自らに改善してもらう。

これが本当の治療なのではないか。

う~ん、素晴らしい!

操体法創立者の橋本敬三先生は、

「治療なんて下の下だ」

とおっしゃっています。

仙台の今先生も、常日頃、

「人の身体は治せない」

とおっしゃっているようです。

面白い世界です。

今日もブログを見ていただきありがとうございました!




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