2017年11月29日水曜日

症状別・部位別の操体法

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。


操体法を学び始めると、まず最初に疑問に思うのは、


この症状に対してはどの操法が適しているのだろう、ということではないでしょうか?


つまり、症状別・部位別にテクニックを知りたい、ということです。


 困っている患者さんを今すぐにでも救いたい、という思いがあり、


すぐに臨床で役に立てたい、ということだと思います。


当然の思いです。


それでも、何度も、メルマガやセミナーなどでもお話ししているように、



操体法は、症状別・部位別のテクニック集では本来ありません。


当実践会のセミナーでお伝えするIポジションや基本操法のつま先上げなど、


どのような症状に対しても効果がある、という言い方をしてしましますが、



実際そうなのです。


(腰痛セミナー、肩こりセミナーという言い方はしておりますけど……)


中村代表の動画でもそれはおわかりかと思います。



当実践会には中村代表が直接指導する、スクール、というカリキュラムがありますが、



先日のスクールでは各講師が、同じ症例(スクール生さん)に対して、



自分ならこうする、という操法を施行する試みがありました。


 私も操法を施行しましたが、


どの講師も同じ操法はしませんでしたね。


わざと違うことをしているのではないと思いますので、


私もみていて興味深かったです。


中村代表は、


そのようにデモを見せることによって、


同じような症状でも、


術者によってやることも違うし、


違ってもいいのだ、ということを示してくれました。



スクールってこういうこともするのです。



実践会のスクールは、決まっているカリキュラムを行うわけではないので、


中村代表のその時の判断や、


スクール生の希望などでその日のやることを決めていきます。


 基本も、応用も、実践も全て行います。



操体法をより深めて、より臨床に役立てたいという方には、


実践会スクールは、ぜひオススメです!



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



それでも症状別・部位別に操体法を知りたいという方には、



症状別・部位別の操体法のセミナーも始めました!







あなたの悩みはどれで解決できる?↓
http://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=6382




セラピストスキルアップ実践会



 

2017年11月22日水曜日

操体法と自然治癒力の話し

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。


皆さんご存知かと思いますが、


操体法は自然治癒力を高めてくれます。



気持ちいいことをすると身体は良くなっていく、ということが、



操体法のベースになっています。




ある医師が、自己治癒力を高めるためには、



嫌、したい、いい加減


の三つの感覚を大切にすること、と説いています。


嫌なことは嫌とはっきりさせ、NOということ、


やらねば、ではなく、やりたいことを大事にすること、


完璧ではなく、いい加減にすること、


ということです。



ストレスや自律神経の面から、このように言えるのだと思いますが、




操体法でも、


自分の身体が気持ち良いことをする、


そして、自分の身体が気持ち良いんだということを、


自分の心でも感じるということが大切になります。


さらに操体法では、先ほどの、やりたい、という感覚として、


要求感覚も大切にします。



もう一度それをやってみたいかどうか、ですね。



そして、


操体法の60点で良しとする、ということも、


先の、いい加減、と通ずるものがありますね。




操体法では、息・食・動・想の全てにおいて、




気持ち良さを重要視します。



やはり、気持ち良さ、というのは、



自然治癒力を高めるポイントになります。



操体法は、


直接アプローチできる疾患・症状でなくとも、



自然治癒力を高めることで間接的にアプローチすることができます。



 これを意識することによって、



いろいろな症状に対応可能になると思います。



さらに、当実践会のマスターコースで


頭蓋治療や内臓治療を学べば、



対象者の自然治癒力はさらにアップさせることができますよ。




今日はそんなお話しでした。




今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会のセミナーは以下のリンクから




 【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

 

顎関節症セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/jwvwmy.html




11月肩こり編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/kvukyh.html




12月腰痛編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/fbfuqi.html




12月頭痛編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/owkler.html




セラピストスキルアップ実践会



2017年11月15日水曜日

昔の失敗

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今回は昔の失敗例をお話ししたいと思います。





ある日、ギックリ腰のような症状の方が来院されました。



腰を曲げてつらそうに歩いてきました。






治療ベッドに腰掛けていても、 両手で支えていないと痛むようでした。














左側の腰の痛みです。





横になっていると楽だというので、




問診その他、事前説明は横になったまま行いました。




それもそこそこに治療を始めました。




一回では治りませんよ、というお話しはしましたが、



自分としては、その時は、



手を離しても座って居られるようになるまで、くらいを目標にしました。





まず圧痛操法。


右足の特に中指が激痛のようです。


左足はどの指もそれほどの痛みはありません。



この圧痛操法では、痛みはとれませんでした。


手を離すと「痛っ」という感じです。



それから次に基本操法をいくつか試します。



最後に合谷も試します。



合谷も激痛のようでした。






最終的には、



手を離して座れるようにはなりませんでした。



見た感じでは、そんなに変わった感じはしませんでした。




また翌日来てもらうことにしました。



全く変わらないケースも珍しいな、と思っていたところ、



治療ベッドから歩いて帰るときに、


背筋を伸ばして歩いているのに気付きました。



(あれ、良くなっているではないですか……)


そして、一緒に来ていた奥さんに、



「来た時より、楽になった。」


と話しています。



しまった、と思いました。




見た目には最初と変わらず痛そうにしていたので、


つい、変わっていないと思い込んでいたのです。


実際にはだいぶ改善していたのです。



動きが楽になっていることを確認するべきだったのです…。



今考えても、初歩的なミスでした。



痛みを追ってはいけない、と思っていたはずなのに…。



患者さんはいくらかでも良くなって帰っていただけたので、


それは良かったのですが、


その時は反省しました。





皆さんも、痛みを追わず、



しっかりと、動きも良くなっていることを確認しましょうね。



今日はそんな昔の失敗のお話しでした。




操体法のセミナーは以下のリンクから!


【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

中村が直伝する1日テクニックセミナー
http://abaql.biz/brd/archives/swhpqi.html




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セラピストスキルアップ実践会

2017年11月8日水曜日

目線について

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は目線についてのお話しです。



例えば、首の操法を行う時は、



首を動かす方向に目線を向ける、ということです。



首を右に倒す時(右側屈)は、右肩の方へ目線を向ける。


首を後ろに倒す時(後屈)は、天井を見上げるように。


首を右にねじる時(右回旋)は右側へ目線を向ける。



などです。



目線を意識しない と首だけの動きになってしまいます。



目線を上記のように意識することによって、



目線の動きに伴って、



身体全体が協調して連動してきます。



首の操法を行う時は、



目線の動きを確認しながら行うとより効果的です。




同様に、手先を動かす操法の場合には、



その手先の動きを目線でとらえてもらうということは大事になります。



目線が身体の動きを誘導し、



やはり全身が連動し、効果的です。




皆さんもぜひ、目線を意識してみてください。



操法がより効果的になると思います。





今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




操体法のセミナーは以下のリンクから!



【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

中村が直伝する1日テクニックセミナー
http://abaql.biz/brd/archives/swhpqi.html




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セラピストスキルアップ実践会 
 










2017年11月1日水曜日

右、左、どちらから行いますか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



皆さんは、



対象者に操法を行う際、



左右どちらに対して行おうかと、 ふと考えたことはありませんか?




動診でみて、動きの悪い側に対して行うということにしていれば、




考えることはないのかもしれません。




例えば、右肩の挙がりにくさや痛みを訴える患者さんに対して、




腕内外旋の操法を選択したとします。




まずは右腕の内旋と外旋を比べて、やりやすさを確認するでしょうか?




内旋がやりやすそうなら、右腕の内旋の操法、



外旋がやりやすそうなら、やはり右腕の外旋の操法というように



選択していっても、良い変化はみられるかもしれません。




でも、一歩踏み込んで、反対側、この場合は、




左側の腕の内外旋もやりやすさを確認してみてはどうでしょうか?




そして、最後に左右どちらがやりやすいかを確認するのです。




反対側、今回の場合は左側の内旋ないし外旋の方がやりやすければ、




左側の腕の操法を行います。



患者さんの感覚レベルや操者の力量の影響もありますが、



アナトミーラインでしっかりとつながり、



さらに気持ち良さが感じられれば、




十分に良い反応が見られると思います。






痛い側には触れないので、





患者さんの負担になる可能性も減ると思います。




上級コースやスクールに参加されている方はぜひ、



試して見てください。




離れた部位からでも反応が引き出せるのは、



操体法の醍醐味の一つだと思います。




今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




操体法のセミナーは以下のリンクから!


【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

中村が直伝する1日テクニックセミナー
http://abaql.biz/brd/archives/swhpqi.html




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12月腰痛編セミナー
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12月頭痛編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/owkler.html




セラピストスキルアップ実践会