2017年7月26日水曜日

不安定な状況でも結果出せますか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!

今日は、不安定な状況でも結果出せますか?というお話し。



施術者にとっても、そして患者さんにとっても、

落ち着いて集中できる環境で、

施術を行ったり、施術を受けたりしたいものです。

当然、そのような環境設定はするべきだろうと思います。



でも、時には、そうでもない状況に直面することもあります。


先日、生後2ヶ月の赤ちゃんを連れた若い女性が、

母親と一緒に飛び込みで来院してきました。



赤ちゃんは眠っていたので、隣に設置してあるマットにタオルを敷いて、

寝かせてあげました。

これで大丈夫かな、と思った矢先、

今度は、3歳くらいの女の子が扉から入ってきました。

上の子も一緒に連れてきていたのでした。


その子はお母さんにつきまとってなかなか離れません。

お母さんもそのお母さん(女の子のおばあちゃん)もなだめますが、

女の子はお母さんの側を離れようとしません。



無理矢理引き離して泣かれるのもまたかわいそうなので、
 
そのまま施術を行うことにしました。


女の子は治療台に乗っかってお母さんの隣に居てほっこりしています。



最初はIポジションをやりました。

反応はありましたが、痛みに囚われている感じです。

女の子は治療台の上に寝そべっています。

足趾の圧痛を施行します。

これも効果的でした。

今の時点で、来院時よりだいぶ楽とのこと。


その後も坐位で施術をしてみました。

女の子がまとわりついていても、なんとか結果は出てくれたようです。


すぐ隣にお子さんが居たりするような状況では、

やはり影響があるでしょう。

気持ち良さを味わってもらうようなことは難しいかもしれません。

それでも、操体法にはバリエーションがあり、

しっかりと結果が出せるものがあります。

環境設定がしっかりできればそれに越したことはありませんが、

ケースバイケースで、その時できる操法を選択して、

一つ一つの施術を短時間で終わらせれば、 

お子さんがまとわりつくような状況でもなんとかなると思います。



今日はそんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!





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9月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
http://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=1000





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セラピストスキルアップ実践会





2017年7月19日水曜日

脱力の仕方

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は脱力の仕方、のお話し。


各操法において、力を抜いてもらう時(脱力時)には、

以前は、ストン、という急激な脱力が主でしたが、

近年は、 ゆっくりと脱力してもらうのが主になっています。


ただ、ストンと急激に脱力してもらうのと、

ゆっくり脱力してもらうのとを、

患者さんの感覚や要求に任せるというのが本当のところです。


実際、当実践会のセミナー(特にベーシックコース)でも、

「気持ち良さがなくなったら力を抜いてください」

とか

「つかれたなーと思ったら力を抜いて結構です」

などと声かけするように指導していますが、

力の抜き方は特に限定していません。



上記のように声かけして操法を行うと、経験上、


ストーンではなく、

ふわーっと力を抜く場合が多いようです。


もちろんそれまでの操者のやり方、声のかけ方、雰囲気などに左右されるかもしれません。



操体法では、何事においても、

”決めつけ”は避けるようにしています。


自発動が出るはず、とか、こう動くはず、とか、

この症状にはこの操法、とかの決めつけは極力しません。


脱力の仕方についても、

決めつけず、患者さんにお任せするのがよいと思います。


もちろん、患者さんにはそれまで十分に気持ち良さを味わってもらうことも

前提にはなりますが。

その上での自由な脱力です。


あと、脱力後の余韻も大事にしてくださいね。




皆さんも、患者さんの脱力の仕方に注意を払ってみてください。


今日はそんなお話しでした。


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操体法が学べるセミナーは以下のリンクから!







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セラピストスキルアップ実践会

2017年7月12日水曜日

効果を長持ちせるポイント

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先日、行きつけの酒屋さんで店主のお話しをいろいろと聞いていたところ、

店主が最終的にこんなことを言いました。


「良いお酒は、品質を長く保っている」

「味が長持ちする」


どんな食品にも当てはまることだとは前置きしていましたが、


当たり前のようで、

なるほどと合点がいきました。


私たちの行う、治療や施術にも当てはまるのではないかと思いました。


治療や施術をして、

その時は効果がでても、

すぐにもとに戻ってしまうものもあるかと思います。

患者さんが、

「~はその時はいいんだけどね。」

というのをよく聞きますよね、


各々の治療法の特性や、

あるいは、個々の技術の影響もあるかもしれません。

いずれにせよ、

私たちは、患者さんにとって、できるだけ効果の持続する、

質のよい治療・施術を提供しなければなりません。


そこで、今日は、効果を持続するためのポイントを二つお話ししたいと思います。


一つ目は、


快のレベルなら、比較的効果が持続しやすいが、

痛のレベルなら、比較的戻りやすい。


これは刺激が多いほど戻りやすい、という言い方もできます。



そして二つ目は、


手数が多いほど戻りやすい


ということです。


これは先ほどの刺激の多さとも関連してきます。


快の操法だとしても、

いくつも施行してしまうと、

それだけ、刺激も多く入ってしまします。


なので、手数は少ない方がよいのです。


代表中村が短時間で施術をしているのも、それが理由の一つです。




以上のポイントの他にも、

施術者側の技術の問題もあると思いますので、

個々人が治療の技術を上げていくのはもちろんです。


治療の技術をあげて、

少ない手数で、少ない刺激で、治療ができれば、

自然に時短にもなりますよ。


今日はそんなお話しでした。


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セラピストスキルアップ実践会











2017年7月5日水曜日

Iポジション上肢からのアプローチ使ってますか?

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7月に入り、もう今週末は、短時間テクニックセミナーが全国4カ所で開催されます。

今月は、腰痛編①で下肢からのアプローチ編です。


先月は、腰痛編②で上肢からのアプローチ編でしたが、

先月参加された皆さんは、Iポジションの上肢からのアプローチを実践で使用してますか?


上肢からのアプローチは、

習いたての頃は、内旋だったか外旋だったか混乱してしまったり、


また、どういうときに上肢からのアプローチを選択したらよいのか迷ったりして、


結局使用していない、ということもあるかもしれません。


それでも是非使ってみて下さい!


内旋・外旋については、よく頭を整理してもらうよりありませんが、


どういうときに使ったらよいかということについては、

セミナーの時にもお話ししてはいますが、

それだけではなく、とにかく使ってみることをおすすめします。


私は、Iポジションの基本の蹴り→内旋パターンが必勝形なんですが、

あれっ?と感じたときは、上肢からのアプローチを用いると、

著効を示すことがあります。


その、あれっ?てなんだと思うかもしれませんが、

それは、それまでの経験からくる違和感であったり、

ひらめきであったりするわけです。


経験のないうちはそんなのわからないと思うので、

とりあえず使ってみて、というわけです。


でも実際、

下肢からのアプローチで40%しか改善しなかったのに、

上肢からのアプローチで100%改善してしまうと、驚きます。


(100%を目指してはいけませんよ。60%を目指しましょう…)



さて、前回のセミナーから10日ほど経って、

皆さん使いこなしているかな、と思い、今回綴ってみました。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




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中村から学ぶ技術×経営の2日間セミナー(
一人治療院改革プログラム)
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