2017年1月31日火曜日

痛みと自律神経

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は、ある高名な先生のセミナーに、何年も前に参加したときのお話しです。



 印象に残っているお話しの一つが、


  「肩凝りには自転車を漕げ!」


というものです。(この場合は、リハ室にあるエアロバイクのことかと思われます)


これだけ聞くとなんのことやらと思うかもしれません。


痛みと自律神経の関係で、


痛みは交感神経が亢進すると増悪します。




体力がない人は、


普通の人がなんでもないような運動でも頑張らなければならないので、




交感神経が亢進する。


すると、肩凝りが増悪する、



ということのようです。


なので、肩凝りには自転車を漕がせて、体力を増加させ、



交感神経がなるべく亢進しないようにする、


ということですね。



交感神経の亢進で痛みが増悪するとすれば、


普段の生活でも交感神経の亢進することは避けた方が無難ですね。


ストレスはもちろんそのひとつかと思います。



痛みをコントロールするには、

自律神経のコントロールも必要ということになります。



そうなるとやはり、身体の歪み、という概念だけではなく、


操体法でいうところの、


息・食・動・想・環


の全てが大事ということになります。


呼吸と自律神経、


食事と自律神経、


感情と自律神経、


どれもが、関係してきそうです。


患者さんに対しても、


多面的に情報を洞察する必要があるということですね。



今日はそんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


操体法のセミナーは以下のリンクからご確認下さい!


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セラピストスキルアップ実践会

2017年1月27日金曜日

操体法は必要最低限で….

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!




今日はあちこち身体の不具合・違和感を訴える患者さんが来られました。


左足を動かしたときの左股関節部分のゴリゴリとした違和感や、


頸を側屈させたときの、どこかわからない部分の違和感、


腰部の痛み、等です。



見た目にもいろいろと歪んでいるのかと思いきや、

それほどでもなく、

座位の時に、左肩が少し下がっているくらいでした。


足部も左右差があるわけでもなく、


仰臥位時も、左右の足の長さや開き具合に左右変わりありませんでした。


背部の触った感じも大きな左右差はみられませんでした。



さて、


まずはIポジションを試してみます。

左ポジションの時に、左股関節のつまり感があります。


右のIポジションの基本パターンを施行。


さきほどの左股関節のつまり感はなくなりました。


Iポジションはこれで終了にします。


もしかしたら、感覚レベルは良さそうな感じもします。



次につま先上げを施行してみます。


施行中に、身体の感覚を探っていきます。


始めにお腹の方から感じてきて、頸の方まで感じてきたと言います。


その感じを味わってもらいます。



そうこうしているうちに、背中の方が温かくなり、


気持ち良さが充満してきたようです。


どうも感覚レベルが良い人のようです。


気持ち良さを感じてもらって、

その気持ち良さが無くなったら、終わりにして良いですよ、と伝えます。



気持ち良さはず~と続いているようです。



ずっ~とやっていたいようでしたが、

キリもなさそうで、下腿の方がぷるぷるしてきたとのことで、

本人は終わりにしたようです。



来院時の主訴自体は今の時点ではさほど変わってはいないようでしたが、

身体の中はかなり変化したと思いましたので、

今日はこれくらいにしておきました。



いつもなら、もう少し症状が改善するまで手数かけてしまいますが、


今回は、勇気をもって(?)、以上の2手で終わりにしました。


施術前にしっかり説明はしていたので、不満げな様子はありませんでした。




事前の説明は大事ですね。


それと、代表中村が常日頃言っているように、


やり過ぎて壊してしまうことがありうるので、


あまり手数をやらないということも今回は注意しました。




今日はそんなケースでした。



操体法は逆に短時間で済ませないといけません。


そんな操体法を以下のセミナーではわかりやすくお伝えしています!


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セラピストスキルアップ実践会





2017年1月25日水曜日

「余韻の間」と「たわめの間」

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


以前に、

当実践会のメルマガで、


「余韻の間」という話しがありました。


これはとても大事なことです。


ベーシックコースで習得する基本操法においても、

今後アドバンスコースで習得することになる皮膚操法でも、


終わった後の余韻は大事であり、必要なものです。


それは気持ち良さを味わった後の余韻です。


一方、気持ち良さを味わっている間を

「たわめの間」 という言い方もします。


気持ち良さを感じたら、

それを十分に味わってもらうことが必要になりますが、

その間のことです。

枝が「たわむ」とという言葉からきています。



この「たわめの間」と「余韻の間」は、

究極的にはその境目がなくなってきます。

どこまでが気持ち良さを味わっているのか、

どこからが余韻なのか、

はっきりとしなくなってきます。


それが「たわめの間」であれ、「余韻の間」であれ、

その後の操法の効果としてはとても重要なものになります。


これらの間に、

身体が動いていようといまいと、

身体の中では、なおしをつけている状態、が起きています。

施術者が歪みを取っていると言うよりも、

本人自身の身体の中で、自ら、歪みを取り去っている過程といえます。


なので、どちらの間も必要であり、大切にしなければなりません。


操法や施術を急に終わりにしてはいけません。

ぱっと手を離してはいけません。

これは操体法でなくとも言えることだと思います。




さて、操体法の原則は、

気持ちいい方へ動いてもらうことであり、

気持ち良さを感じてもらうことです。


操法を行っているときに、

気持ち良さを味わってもらえているなら、

あるいは自分が味わっているなら、


身体の中で、なおしをつけているところなんだな、

と思ってみてください。



当実践会でお伝えしている操体法は、

気持ち良さがわかるようになるまでの、

いわゆる感覚レベルに合わせた操法もお伝えしています。


当実践会のセミナーや上級コースにも、まだの方はぜひお越し下さい。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


当実践会のセミナーは以下のリンクからご確認ください!


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2017年1月19日木曜日

操体法でよかったこと

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は、操体法でよかったな、と感じたというお話し。



操体法は部位別・症状別の手技ではない、


とは、私たちが口を酸っぱく(?)して言っているところではありますが、


他の手技を学んでいると、


つくづく、覚えるのが大変だな-と思います。


筋肉も関節も、それぞれ起始停止や走行、形状が異なったりするので、


徒手的な操作方法が変わってくるのは仕方がありません。


それぞれ、それらに合わせた方向や力加減があると思います。


手技のDVDとか見ていると、

講師の先生もテキスト見ながらやっていたりもします。

(見なくてもできるけど、テキスト通りにやらねば、ということでしょう)



操体法でも、いくつかは手技的なもの、操法と呼ばれるものはありますが、


症状別・部位別ではありません。


Iポジションとつま先上げ、圧痛操法くらい覚えておけば、


たいていの症状には対応できてしまいます。

(実際はいろいろ知ってるもんだから、いろいろ試してしまいたくなりますが)


それでも、いくつかの操法が存在するのは、

いろいろな気持ちいい、を見つけるためなのでしょう。

操体法は気持ちいいことをすればよいので、

実際は何をやってもよいことになっています。


患者さんが、こう動くと気持ちいいといえばそれをやればよいのです。


いろいろな手技を学んでいる方には、

少々信じがたい部分もあるかもしれませんね。



しかしながら、


操体法が底の浅い簡単な手技かといえば、決してそうではなく、


知れば知るほど、奥のとても深い、療法(健康法)なんです。


つま先上げ、という操法一つとっても、

いつ極められるともわからない、

奥深さが存在します。


でもそこまでたどり着かなければできないわけではなく、

だれでもすぐに一定のところまではできてしまう。




敷居は低くて誰でも入れるけど、

行きたい人は、どこまででも行ける、

といった感じでしょうか。



今日はそんなことをふと思いました。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会の短時間テクニックセミナーは、

だれでも簡単に結果を出すことができる、

操体法のひとつの手法を紹介しています。


ぜひ試してみて下さい!


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2017年1月18日水曜日

体からのサイン

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私が操体法を学び始めて、1年半が経っています。


当実践会のメルマガ、ブログ、セミナーなどで何度も耳にすることがある、


「感覚レベル」



この「感覚レベル」については、


最近になっても、つくづく大事な概念だと感じています。



私は、この「感覚レベル」を、


「自分の体からのサインの受けとり度合い」


というふうにとらえています。




つまり、


自分の体からのサインをしっかりと受け取れる時、

「感覚レベルが良い」

といい、


そうでないときに、

「感覚レベルが悪い」

ととらえています。


ここで、体からのサイン、とは、


快あるいは不快、の感覚のことです。


体は、気持ちいい(快)、とか気持ち悪い(不快)、などの感覚を、


自分に伝えてきます。


その感覚を自分がしっかりと受け取れているかということです。



その感覚を自分が受け取れていないとき、

気持ちいいのがわからなかったり、

痛い(気持ち悪い)のがわからなかったりするわけです。


そのことが、 例えば動診の時などに、

左右の違いがわからない、ということに現れたりもします。



皆さんも感じていらっしゃるとは思いますが、

この感覚レベルがとても良い人、は比較的少ないように思います。


左右差がわかるくらいの人と、それすらもわからない人の両者が

比較的多いように思います。


私自身も、感覚レベルがとても良い部類には入りません。



では、なぜ感覚レベルの悪い人が多いのか?




それは、現代に生きる人は、


ストレスも多く、我慢したり、無理したりして、


頑張ってしまう人が多いからだと考えています。


人間の体は、不快なサインを常に感じていると、


いずれその不快なサインを出さなくなってしまいます。


なぜなら、体がきわめて不快な状態が続くのはしんどいので、

それを避けようとするからです。


いつも無理したり我慢していると、

体はその不快なサインを出さなくなってしまうのです。


すると、喩えるなら、

体は錆び付いてきているのに、大丈夫ですよ、と知らんぷりしているようなものです。


その状態が続けば、錆び付いたからだが、


突然ポキッと折れてしまうのは目に見えていますね。



このように考えると、

いろいろなことが説明できちゃったりします。



さて、当実践会でも、

治そうとしてはいけない、とよくお話ししています。


操体法を行って行く上で、

私は、この感覚レベルを向上させていくことが、

重要な目的であると思っています。


感覚レベルが上がっていけば、

自分で治すこともできるようになりますよね?




今日はそんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




感覚レベルの話しをもっと聞きたい方は、

当実践会のセミナーへお越し下さい。


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2017年1月17日火曜日

匂いと記憶

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さて、昨日は学習のやり方についてお話しいたしました。

コツコツと行う勉強の方が、後々も覚えていられるということでした。




今日は眠りの質と記憶についてです。


昔、睡眠学習というのが流行りました。

覚えたいことを録音しておいて、マクラの中で夜な夜な再生されているというやつですね。

(知っている人は古い…)

その効果はどうだったのか定かではありませんが…。



それはともかく、



寝ている間というのは、

浅い眠りと深い眠りが繰り返されています。


浅い眠りの時は海馬がシータ波という脳波を出し、

情報の脳内再生を行っています。


逆に深い眠りの時は、大脳皮質がデルタ波を出し、

記憶として保存する作業を行っています。


すなわち、寝ている間は、

記憶の「整理」と「定着」が交互に行われていると言えます。



つまり、


深い眠りの時には、記憶の作業が行われているとも言えます。



となれば、深い眠りの時に、効果的なデルタ波を出すことができれば、

物覚えも良くなりそうです。


実際、実験では、その通りのようです。


但し、実験では、経頭蓋電気刺激といものを使用したようなので、

一般人にはできそうもありません。



しかし、お手軽にできる方法があります。




それは、嗅覚を使う方法です。


嗅覚は、視覚・味覚と異なり、直接大脳皮質へ感覚情報を届け、

大脳皮質を活性化させます。


研究では、バラのにおいを用いたようですが、

バラのにおいを深い睡眠中にかがせた方が、

翌朝のテストの結果が良かったそうです。



次の日に試験があるときなんかは、

花でも何でもにおいのする物を枕元に置いておくと良いのかもしれませんね。


少しでも覚えていたいときは、その匂いが役に立つかも……しれません。


まあほんとかどうか試してみてください。



今日はそんなお話しでした!




今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




操体法は症状別・部位別のテクニックではありません。

だから暗記は必要ありませんよ。


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2017年1月16日月曜日

あなたはどちらのタイプ?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


皆さんは今も昔もたくさん勉強されていることと思いますが、


こつこつと勉強するタイプですか?

それとも集中して一気に勉強するタイプですか?




学習のスタイルには大別して二つあるようで、


毎日コツコツ勉強する「地道な努力型」タイプと、


高い集中力で一気に勝負する「要領よく一夜漬け」タイプ


だそうです。


専門的には、それぞれ、

分散学習(DL:地道な努力型)と集中学習(ML:要領よく一夜漬け)

というそうですが、


どちらが勉強のスタイルとしては良いのでしょうか?


どちらもそれぞれ良いように思いますが、

ちょっとした違いがその筋の研究では見られたようです。




ある暗記課題をDLグループとMLグループに行ってもらったところ、


その暗記の試験では、両グループには差が無かったそうです。


しかし、その翌日の試験では、

MLグループは試験の点数が1/3に下がったのに対し、

DLグループでは1/2と半減するにとどまったそうです。


つまり、忘れる速度がDLの方が遅かったということです。


ある一回の試験で良い成績を収めるだけなら、

MLのような一夜漬けでも構わないということですが、


その後も学習したことを使用するなら、DLのようにコツコツと学習すべし、

ということになります。





ある一部の試験なら、一夜漬けでも構わないこともあるかとは思います。



臨床で使うような知識に関しては、

やはりコツコツと勉強していくのがよいのだろうとあらためて思います。



学校時代を思い出した方もいるかもしれませんね。


ちなみに私は、中学校までは、DLで、

その後はMLになってしまったように思います。

学校の授業は真面目に受けてはいましたが……。




今日はそんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




操体法はやはりDLで学びましょう。

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2017年1月13日金曜日

気持ち良さを十分に味わう

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先日いらした患者さんのお話しです。




少し間を空けて2回目で来られたのですが、

いつもは左腰が痛いのに、

今回初めて右腰が痛くなったといいます。

その他、右手を挙げたときに、右脇腹に違和感があるようです。



そこで、

膝たおしを行いますが、

動診では、左側へ倒した時が楽だといいます。


なので、右側から左側へと両膝を戻すように動いてもらいます。



この患者さんは、感覚レベルの良い方で、

ほとんどの操法で気持ち良さを感じてもらえます。


この時の膝たおしも、右腰のあたりが痛気持ちいいと言います。


不快な痛みなら避けねばなりませんが、

気持ち良いなら十分に味わってもらいます。

気持ち良さが無くなるまで、味わってもらいます。

気持ち良さがなくなったら力を抜いてもらうように言います。


1分、2分、あるいはもっと経ったかもしれません…。

なかなか力を抜く気配がありません。


だんだんと違和感が消えていく、と本人は言ってます。

しばらく経った後、ようやく力を抜きました。


右腰の違和感は消失し、

右脇の違和感も無くなったようでした。



やっぱり、

気持ち良さがわかる人は、

治っていきやすいですね。


結局のところ、私の仕事は、

患者さんの症状を治すと言うよりも、

気持ち良さを感じてもらえるように促すこと、

だと思っています。


そのための、

手技だったり、

声かけだったり、

タッチの仕方だったり、

環境作りだったりするわけです。


実際の臨床では、

そうもいかず、バタバタもがくときも多いですけどね…。

今日はそんな想いをつらつらと書いてみました。


この患者さん、

あご挙上の時も、だいぶ長く気持ち良さを感じておりました。




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2017年1月11日水曜日

操体法は「自力で」

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私は、操体法を学んでから、

操体法にのめり込んでいきました。

操体法は他の治療法とは明らかに異なりました。


操体法がその他多数の治療法やアプローチと異なる点をあげれば、


いくつもあるわけですが、


今回は、その中でも、


「自力で」


という部分をお話ししたいと思います。



多くの治療法やアプローチは、徒手的に、あるいは道具などを用いて、

いわゆる他動的、「他力で」患者さんの体を操作します。


この症状には、この部分にこういうふうに、みたいな、

いわゆる症状別に外的な力を加えていきます。


全ての治療者が名人級なら、それでも良いのかもしれません。


もし、そうでなければ、


患者さんの症状と療法が合わずに治療が失敗したり、

かえって悪化したりすることもあり得ます。



しかし操体法は、「自力で」あり、

しかも、快の方向に動かすので、

かえって悪くなったり、けがをするということも起こりにくいといえます。


「自力で」行うストレッチとも異なるのは、

ストレッチは動きにくい方に動かしますが、

操体法は動きやすい方向に動かします。



さて、操体法は、他の治療法にはない、「自力で」の療法であるため、

マッサージをはじめとした「他力で」の治療に慣れている患者さんには、

やはり事前の説明もとても大事になろうかと思います。


何かをしてもらうつもりでいらっしゃる患者さんが大多数なのではないでしょうか?


治療用ベッドへ促すと、すぐに横になってしまう方もいらっしゃいます。


「えっ?!自分で動くの?」

と驚かれる方もいます。


やはり治療前には十分に説明は必要だと思います。


操体法を治療として用いる時には、

実は、他にもたくさん事前に患者さんにお話ししておくことはあるんですが、


今回の、「自力で」動くんですよ、ということは一つのポイントかと思います。



ぜひ事前に説明をしてあげてください。



今日は操体法の一つの特長である「自力で」というお話しでした。



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2017年1月4日水曜日

膝の一人操体

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さて、先週の水曜日に自主練のお話しをちょっとだけしたと思います。


自主トレについては、


患者さんの状態に合わせた、いわゆるリハビリ的な課題があるならば、それで良いと思います。


どこかの筋肉が弱っているとか、

どこかの筋が硬いとか、

そういうことに対して、自主練で改善や維持を促していくことができれば良いと思います。



それとは別に、一人でできる操体というものがあり、


多くの操体法関連書物で紹介されています。


私も以前のブログで、腰が痛いときに行う、

朝起きる前のかかと突き出しを紹介させていただきました。



今日は、膝痛の時の一人操体を紹介したいと思います。




1.トイレット操法


まず両足を肩幅ぐらいに開いて立ちます。

次に、軽く曲げた膝頭の上にそれぞれ両手を置いて上体をしっかりと支えます。

そして、背筋を伸ばしたまま、 左右にゆっくり体を捻ってみます。

気持ちいい方向へ4~5回行います。

トイレに行った後で行う様に指導することから、

トイレット操法と言うそうです。



2.膝伸ばし


これはいわゆる、当実践会のベーシックコースでお伝えする、

かかと突き出しです。

仰臥位で、つま先を反らすようにかかとを突きだします。

どちらか気持ちの良い側のみ、5秒間、2回だけ行います。



3.膝たおし、


これもベーシックコースでお伝えしている定番の操法です。

仰臥位で両膝を立て、左右に倒します。


これも、気持ちの良い側のみ、5秒間、2回だけ行います。



4.お尻浮かし or 足浮かし


これは、お尻浮かしか足浮かしのどちらか楽な方を行います。

お尻浮かしは、ベーシックコースでお伝えするつま先上げにプラスして、

腰を浮かします。

つまり、仰臥位にて、膝を45°くらいに曲げ、

かかとを床につけたまま両方のつま先を上げながら、お尻を浮かせます。


そして、足浮かしは、仰臥位で、膝を30°くらいに曲げた状態から、


両足を宙に浮かせます。


これらお尻浮かしか足浮かしのどちらか楽な方を、

5秒間、2回だけ行います。






当実践会の上級コースであるベーシックコースでお伝えする基本操法は、

ほとんどが一人でもできる操法として応用可能です。

もちろん、徒手的に抵抗をかけて、逆行性収縮を促した方が

治療的な効果はありますが、

自己メンテナンスとして十分に有用です。

ベーシックコースを受講された方は、

患者さんの自己メンテの一つとして知っておくとよいかと思います。



今日はそんなお話しでした。



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操体法の講習は以下のリンクから!





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