2015年12月28日月曜日

脳の話 その1

日本作業療法士協会の広報誌にOperaという冊子があるのですが、

数年前のその冊子の中の記事を少しだけ紹介したいと思います。

それは、日本作業療法士協会長と脳科学者の池谷裕二先生との対談の記事です。

池谷先生が、学生に

「そもそも脳は何のためにあると思う?」

と尋ねると、考えるため、感情を生み出すため、意思決定をするため、などどいうように、

高度な認知機能を営むために脳が発達したという答えが返ってくるそうです。

なんか、間違えていないような気もしますが、

池谷先生は、

「それはとんでもなく間違った考えだ」と言います。

脳ができたのは5億年ほど昔だと言われているそうです。

最初、比較的単純な原虫のような動物の中に、脳の原型ができあがったそうです。

池谷先生は、

「かれらが高度な意思決定をしたり感情を生み出したり、悲しんだり喜んだりするために

脳を生み出したとは、とうてい思えません。」

と述べています。

さらに、

「たとえばヒルのような動物にも脳があります。あれは他者とのコミュニケーションを

楽しむためにできたわけではない」

では、何のため?

続きは次回に。

今日もブログを見ていただきありがとうございました!

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