2017年12月27日水曜日

感じ方の変化

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!




年の瀬も押し迫ってまいりました。


学校も冬休みです。


子どもの通信簿も見せてもらいました。


2学期の通信簿、1学期よりも悪いと、


内心は少しガッカリしつつも、


それはおくびにも出さず、


2学期もがんばったね、


と応えております…。



さて、



 ちょっと前の患者さんのお話しです。



症状としては、ギックリ腰というよりも、



ギックリ背中のような感じでした。



仕事はデスクワークであり、



同じ姿勢でのパソコン仕事、目にも疲れが出ているようです。



まず、Iポジションを施行すると、




左右の差はなくなってきましたが、




 「周辺に広がっていた痛みが集まってきた感じ」



とのことでした。



悪化したのでしょうか?



いえいえ、そうではなかったようです。




これは、感覚レベルが上がって、



痛みの場所を特定できるようになった、とその場では解釈しました。




次に足趾の圧痛を試みました。


痛みの強さが、10→7へと変化しました。


もっと改善するかと思いましたが、これはさほどではなかったですね。



次に基本操法。


これで、本人曰く、「ほとんど(痛みが)なくなった」とのことでしたが、



実際は、10→2くらいのようでした。


あとは、日常生活における注意点などを説明し、


終わりにいたしました。



さて、この方のIポジション施行後の、


「周辺に広がっていた痛みが集まってきた感じになった」


という痛みの感じ方の変化は、よくあるようです。



それだけ聞くと、


かえって悪化したようにもとれますが、


Iポジションの姿勢の左右差が無くなってきていたので、


好意的にとらえることができました。


感覚のレベルが向上し、


痛みの感じ方が敏感になったのだと考えられます。




今日はそんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!






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多くの症状は足から解決できること知ってました? ↓
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セラピストスキルアップ実践会

2017年12月20日水曜日

力加減

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。



もうすっかり寒くなってきて、


今年の冬は、とても寒いようですね。


私の済んでいる茨城県北茨城市は、茨城県最北でお隣は福島県ですが、


海沿いということもあり、


夏も冬もそれほどではありません。(普通に暑い、寒い、です)


海も山も近くて、気候も温暖で良いところです。




さて、


今日は、「力加減」についてのお話しです。




操体法に限らず、どのような手技を学んでも、



どれくらいの力加減でやるんだろう、



という疑問は常に生じるかと思います。



それは、決してDVDなどの教材では学べないので、



実際にセミナーに参加して、



講師の手技を受けてみたり、



逆に講師にやってみてフィードバックをもらうなどして、



その力加減などを確かめるわけですね。




しかしながら、その力加減ですが、



操体法では、一定したものではありません。



つまり非施術者(患者さん)によって変わるのです。



操体法では、患者さんに動いてもらって、



その患者さんの力加減によって、



こちら(操者)の力加減(抵抗の力)を変えます。



こういったところは操体法の醍醐味の一つです。




当実践会のセミナーでお伝えするIポジションでも、



蹴る力が強い人には、それなりの抵抗を、



逆に蹴る力が弱い人には、やはり弱い抵抗になります。



つまり、操者の力加減は、




相手次第、ということで相対的なものになります。




このことがわかってくると、



相手に合わせた操法が可能になり、



より優れた結果を出すことができるようになります。



そして、つりあいを保つ、という、



応用的な操法も可能になってきます。




 当実践会のセミナーで



「交代して、できるだけ多くの人をさわってください」



とお話しているのも、そのためです



文章でも画像でも動画でもわかりにくいところなので、



ぜひセミナーにも参加して確かめてください。



そしてできれば上級コースに参加されて、



操体法をより深めていただければと思います。
 



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2017年12月13日水曜日

一度に決めてしまえ

本日も当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。



先日新聞でも一面に載るくらいのニュースでしたが、



将棋の羽生さん、永世七冠を達成しましたね。



ほぼほぼ前人未踏ですが、いくら羽生さんが強いとは言っても、



 一度に達成できるわけではありません。



百里の道も一歩からですよね。



将棋好きの私としては、ビッグニュースでした。




さて、本題。




操体法では、同じ手技で、



膝でも腰でも頭痛でも改善していけます。



例えばIポジションで、



膝でも腰でも頭痛でも改善していくことが可能です。



(代表中村の動画もご参照くださいね)




さらに言うなら、



同じ手技で(Iポジションでもつま先上げでもいいですが)



2つ以上の症状を同時に改善することも可能です。



先日来院の患者さんは、



右腰痛みと右肩の挙がりにくさを訴えておりましたが、



左側のIポジションで、



右腰と右肩のどちらの症状の改善もみられました。



一つ一つ別な手技でそれぞれの症状の改善を目指しても



よいとは思います。



でも、一つの手技で、



症状のある部位に触れずに、



複数症状を同時に改善するにも、また良しかと思いますが、



いかがでしょうか?



身体のつながりをしっかりと意識して、




どちらも変わる、という意識を持って施行すれば、変わります。



お試しください。



治療の価値も上がりますよ。





今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



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2017年12月6日水曜日

一本に絞るべし!

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。



先週末は子どもが通っている小学校の授業参観がありました。


子どもの様子はともかく、学級全体の雰囲気もとても良く、


先生が、一生懸命に学級作りをしてくれていたことに感謝です。


授業参観後の学級懇談会でもそれはよくわかりました。


子どもにも先生にも感謝です。



さて、今日は…



やっぱり一本に絞るべし、というお話し。




操体法は、



セミナーに参加された方はおわかりかと思いますが、



簡単に結果が出せます。



私もこれまで習ったどの手技よりも結果が簡単に出せることに感嘆し、



操体法をより深く学ぼうと思いました。



しかし、臨床現場ではなかなかうまく結果が出ないこともしばしばでした。



そういう時、



操体法では対応が難しいこともあるのかな、等と思い、


別の手技を習いたくなるときもあります。


隣の芝生は青く見える、というやつでしょうか…。



しかし、簡単で劇的に結果が出せそうなその別の手技を学んでも、



やっぱり、うまくいかないときも多く、



 
そして、また良さそうな別の手技を学ぶ…。



こういうことを繰り返すと、


いわゆるセミナージプシーになっていくということですね。



何事も経験であり、


自分の引き出しを増やすという意味では、


いろいろな技術を学ぶことはもちろん否定しません。



でも、ある時ふと思ったことがあります。


「これ、操体法でもできそうじゃん」


これは、アプローチは違えど、


操体法でも同様の結果は出せそうだという意味です。


つまり、操体法で結果が出ないのは、


やはり技術がまだその域に達していないだけで、


もう少し技術を磨けばその域に達することができるということです。


結局のところ、



どんな治療技術でも、ある程度は研鑽を積まなければ、


どんな状況にも対応することはできないのだ、ということですね。


もちろん研鑽に終わりはないですけど。




結論として、



どんな治療技術であれ、


一本に絞った方が結局は早い、ということになります。


どれが良いということではなく、


自分との相性や出会いの運などもあるでしょうから、


どんな手技でもよいとは思います。


 一本に絞って奥深く研鑽を積むことをオススメします!



最後に、操体法についていうなら、


操体法は他の技術も取り込みながら、


進化を続けています。


操体法には終わりがないように見えます。


そういった意味で、


操体法は飽くことなく研鑽し続けられる、治療体系だと思います。



 今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




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セラピストスキルアップ実践会 


2017年11月29日水曜日

症状別・部位別の操体法

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。


操体法を学び始めると、まず最初に疑問に思うのは、


この症状に対してはどの操法が適しているのだろう、ということではないでしょうか?


つまり、症状別・部位別にテクニックを知りたい、ということです。


 困っている患者さんを今すぐにでも救いたい、という思いがあり、


すぐに臨床で役に立てたい、ということだと思います。


当然の思いです。


それでも、何度も、メルマガやセミナーなどでもお話ししているように、



操体法は、症状別・部位別のテクニック集では本来ありません。


当実践会のセミナーでお伝えするIポジションや基本操法のつま先上げなど、


どのような症状に対しても効果がある、という言い方をしてしましますが、



実際そうなのです。


(腰痛セミナー、肩こりセミナーという言い方はしておりますけど……)


中村代表の動画でもそれはおわかりかと思います。



当実践会には中村代表が直接指導する、スクール、というカリキュラムがありますが、



先日のスクールでは各講師が、同じ症例(スクール生さん)に対して、



自分ならこうする、という操法を施行する試みがありました。


 私も操法を施行しましたが、


どの講師も同じ操法はしませんでしたね。


わざと違うことをしているのではないと思いますので、


私もみていて興味深かったです。


中村代表は、


そのようにデモを見せることによって、


同じような症状でも、


術者によってやることも違うし、


違ってもいいのだ、ということを示してくれました。



スクールってこういうこともするのです。



実践会のスクールは、決まっているカリキュラムを行うわけではないので、


中村代表のその時の判断や、


スクール生の希望などでその日のやることを決めていきます。


 基本も、応用も、実践も全て行います。



操体法をより深めて、より臨床に役立てたいという方には、


実践会スクールは、ぜひオススメです!



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



それでも症状別・部位別に操体法を知りたいという方には、



症状別・部位別の操体法のセミナーも始めました!







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2017年11月22日水曜日

操体法と自然治癒力の話し

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。


皆さんご存知かと思いますが、


操体法は自然治癒力を高めてくれます。



気持ちいいことをすると身体は良くなっていく、ということが、



操体法のベースになっています。




ある医師が、自己治癒力を高めるためには、



嫌、したい、いい加減


の三つの感覚を大切にすること、と説いています。


嫌なことは嫌とはっきりさせ、NOということ、


やらねば、ではなく、やりたいことを大事にすること、


完璧ではなく、いい加減にすること、


ということです。



ストレスや自律神経の面から、このように言えるのだと思いますが、




操体法でも、


自分の身体が気持ち良いことをする、


そして、自分の身体が気持ち良いんだということを、


自分の心でも感じるということが大切になります。


さらに操体法では、先ほどの、やりたい、という感覚として、


要求感覚も大切にします。



もう一度それをやってみたいかどうか、ですね。



そして、


操体法の60点で良しとする、ということも、


先の、いい加減、と通ずるものがありますね。




操体法では、息・食・動・想の全てにおいて、




気持ち良さを重要視します。



やはり、気持ち良さ、というのは、



自然治癒力を高めるポイントになります。



操体法は、


直接アプローチできる疾患・症状でなくとも、



自然治癒力を高めることで間接的にアプローチすることができます。



 これを意識することによって、



いろいろな症状に対応可能になると思います。



さらに、当実践会のマスターコースで


頭蓋治療や内臓治療を学べば、



対象者の自然治癒力はさらにアップさせることができますよ。




今日はそんなお話しでした。




今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会のセミナーは以下のリンクから




 【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

 

顎関節症セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/jwvwmy.html




11月肩こり編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/kvukyh.html




12月腰痛編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/fbfuqi.html




12月頭痛編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/owkler.html




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2017年11月15日水曜日

昔の失敗

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今回は昔の失敗例をお話ししたいと思います。





ある日、ギックリ腰のような症状の方が来院されました。



腰を曲げてつらそうに歩いてきました。






治療ベッドに腰掛けていても、 両手で支えていないと痛むようでした。














左側の腰の痛みです。





横になっていると楽だというので、




問診その他、事前説明は横になったまま行いました。




それもそこそこに治療を始めました。




一回では治りませんよ、というお話しはしましたが、



自分としては、その時は、



手を離しても座って居られるようになるまで、くらいを目標にしました。





まず圧痛操法。


右足の特に中指が激痛のようです。


左足はどの指もそれほどの痛みはありません。



この圧痛操法では、痛みはとれませんでした。


手を離すと「痛っ」という感じです。



それから次に基本操法をいくつか試します。



最後に合谷も試します。



合谷も激痛のようでした。






最終的には、



手を離して座れるようにはなりませんでした。



見た感じでは、そんなに変わった感じはしませんでした。




また翌日来てもらうことにしました。



全く変わらないケースも珍しいな、と思っていたところ、



治療ベッドから歩いて帰るときに、


背筋を伸ばして歩いているのに気付きました。



(あれ、良くなっているではないですか……)


そして、一緒に来ていた奥さんに、



「来た時より、楽になった。」


と話しています。



しまった、と思いました。




見た目には最初と変わらず痛そうにしていたので、


つい、変わっていないと思い込んでいたのです。


実際にはだいぶ改善していたのです。



動きが楽になっていることを確認するべきだったのです…。



今考えても、初歩的なミスでした。



痛みを追ってはいけない、と思っていたはずなのに…。



患者さんはいくらかでも良くなって帰っていただけたので、


それは良かったのですが、


その時は反省しました。





皆さんも、痛みを追わず、



しっかりと、動きも良くなっていることを確認しましょうね。



今日はそんな昔の失敗のお話しでした。




操体法のセミナーは以下のリンクから!


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中村が直伝する1日テクニックセミナー
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2017年11月8日水曜日

目線について

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は目線についてのお話しです。



例えば、首の操法を行う時は、



首を動かす方向に目線を向ける、ということです。



首を右に倒す時(右側屈)は、右肩の方へ目線を向ける。


首を後ろに倒す時(後屈)は、天井を見上げるように。


首を右にねじる時(右回旋)は右側へ目線を向ける。



などです。



目線を意識しない と首だけの動きになってしまいます。



目線を上記のように意識することによって、



目線の動きに伴って、



身体全体が協調して連動してきます。



首の操法を行う時は、



目線の動きを確認しながら行うとより効果的です。




同様に、手先を動かす操法の場合には、



その手先の動きを目線でとらえてもらうということは大事になります。



目線が身体の動きを誘導し、



やはり全身が連動し、効果的です。




皆さんもぜひ、目線を意識してみてください。



操法がより効果的になると思います。





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2017年11月1日水曜日

右、左、どちらから行いますか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



皆さんは、



対象者に操法を行う際、



左右どちらに対して行おうかと、 ふと考えたことはありませんか?




動診でみて、動きの悪い側に対して行うということにしていれば、




考えることはないのかもしれません。




例えば、右肩の挙がりにくさや痛みを訴える患者さんに対して、




腕内外旋の操法を選択したとします。




まずは右腕の内旋と外旋を比べて、やりやすさを確認するでしょうか?




内旋がやりやすそうなら、右腕の内旋の操法、



外旋がやりやすそうなら、やはり右腕の外旋の操法というように



選択していっても、良い変化はみられるかもしれません。




でも、一歩踏み込んで、反対側、この場合は、




左側の腕の内外旋もやりやすさを確認してみてはどうでしょうか?




そして、最後に左右どちらがやりやすいかを確認するのです。




反対側、今回の場合は左側の内旋ないし外旋の方がやりやすければ、




左側の腕の操法を行います。



患者さんの感覚レベルや操者の力量の影響もありますが、



アナトミーラインでしっかりとつながり、



さらに気持ち良さが感じられれば、




十分に良い反応が見られると思います。






痛い側には触れないので、





患者さんの負担になる可能性も減ると思います。




上級コースやスクールに参加されている方はぜひ、



試して見てください。




離れた部位からでも反応が引き出せるのは、



操体法の醍醐味の一つだと思います。




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2017年10月25日水曜日

患者中心?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



皆さんは、「患者中心の医療」とか言う言葉を聞いたことがあるかと思います。



心理療法の世界では、「クライエント中心療法」という分野もあります。



「クライエント中心の作業療法」というものもあります。



患者中心=クライエント中心


と思われる方もいるかもしれませんが、実際は異なります。



現代医療の「患者中心」は患者中心ではなく、


「診断名中心」


のようです。


つまり、その患者さん(例えばギックリ腰でやってきた田中さんとします)


の考え方や、人生、生活歴等々をふまえたうえでの田中さん、ではなく、


「ギックリ腰の患者さん」としてとらえてしまうということです。



そうなると、どんな方でも、「ギックリ腰の患者さん」などど診断名でとらえられてしまいます。




さて、何が言いたいかと言いますと、



来院された患者さんを、例えば、


「腰痛の患者さん」とか「肩こりの患者さん」などととらえ、


腰痛の患者にはこの操法、


肩こりの患者さんにはこの操法、


と診断名や症状別に操法を当てはめてしまうのは勿体ないということです。


常日頃から操体法は症状別の手技ではない、とお話ししてはおりますが、


狭義の意味では、


患者さんはそれぞれ違う身体を持っているので、、


それぞれの患者さんにあった操法が必要だということ。


もっと広義に考えると、



操体法には、


息・食・動・想・環


という5つの概念があるので、


その全てを観ていく必要がある、ということになります。


上記5つは患者さんそれぞれ異なるはずです。


なので、 それぞれの患者さんにあった操体法を計らっていく必要があるのです。



冒頭の「クライエント中心」の本来の概念は各自勉強していただくとして、



少なくとも、


患者さんを診断名や症状別にとらえるのではなく、


「ユニークな人生を歩んでこられた一人の○○さん」


としてとらえられたらよいのではないかと思います。




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10月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
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2017年10月18日水曜日

五十肩の患者さん

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は、右肩が痛くて上がらない、という患者さんが来院されました。


病院も受診したそうですが、


レントゲン撮影の結果、


肩関節の間隔(?)が通常よりも狭くなっていると言われ、


五十肩の診断だったそうです。




両肩を挙上してもらうと、明らかに右の方が上がっていません。


屈曲左肩180度に対して、


右肩は140~150度くらいでしょうか。


外転も同様でした。




試しにIポジションから試してみます。



左側のIポジションで、前かがみがやりずらそうです。


その際、右肩周囲が張るとのことです。



右側のIポジションの基本の蹴りパターンを行います。


結果、いくらか張りは軽減したものの、


見た目は前かがみはさほど改善していません。


次に右上肢からつなげるIポジションを施行。



前かがみが明らかに改善しました。


右肩の屈曲・外転も、半分程度は改善しました。




本人の感覚としては、


右のわき腹が張る感じだと言います。



さて、次には、



基本操法のかえる足を行ってみました。


左側が楽で、蹴る方が楽とのことで、


左足を蹴ってもらいます。


ほんの数秒です。



右下肢の引き上げは楽になっています。



起きてもらって、



右肩の屈曲と外転を確認します。



左肩と同じくらい屈曲・外転が可能になっていました。




まとめますと……




五十肩……と診断された症状が、


上肢からのIポジションと、


かえる足操法でほぼ改善された、


ということになります。



この方の場合は、


骨操法や圧痛操法でも改善するような気がしますが…、



今回はIポジションとかえる足操法を選択したということです。


どの操法が効果的なのかは患者さんによって異なりそうです。


患者さんの身体はそれぞれ違うからです。





今度、五十肩の患者さんが来たら、


最初にかえる足操法を試してみたいと思います。


今日は、症例を交えたお話しでした。



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2017年10月11日水曜日

やはり……は大事。

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さて、最近、私は腰を痛めてしまったので、


自分自身で操体法ができないか、


いろいろと試して見ました。


片方の足で、もう片方の足の甲を押さえるつま先上げや、


タンスの引き出しを少し出して、


その下に足を入れて行うつま先上げなど、教わったことがあります。


その他、今回試してみたのは、


柱や壁の角を使ったかえる足(押すのも引くのもできます)や、かかと突き出し、


治療用ベッドのH型脚部(?)を使った足内外旋(仰向け)、



小さな台を用いたIポジション、など、



いくつかの操法を試してみました。



案外できるものはあるなぁ、と思い、


ある程度は身体のつながりを感じることはできました、


それと同時に感じたことがあります。



それは、壁や治療用ベッドの脚、台などの無機質さです。



人間の手には到底及ばない、ということです。


当たり前ではありますが、


いくらタオルを厚めにかぶせたとしても、


足の甲や足底、足部にかかる圧は硬くて、方向も違います。


そのため、


私の場合は、ほとんど気持ち良さを感じることはできませんでした。



施術者の手の柔らかさや圧の方向などの大事さをあらためて感じました。


やはり手は大事です。


柔らかい手にしておくことは最低限として、


圧の方向や、力加減、そして相手についていくという気持ち。


それによって施術の善し悪しが決まってきます。


 当実践会の上級コースやスクールなどで学ばれている方は、


最初は堅い手をしていても、


そのうち柔らかい優しい手になっていきます。


まだ、上級コースに進まれていない方も、


せひ自分の手を再確認してみてください。



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2017年10月4日水曜日

症状別操体法からの…

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たびたび話題にはなるお話しですが、


操体法は症状別のテクニックではない、とされ、


この操法はどんな症状に有効ですか?と尋ねても、


何にでも…、と答えられてしまう…。


臨床でどのようにして操体法を使用していいか、


迷われている方もいるかもしれません。



それぞれの症状に対して、


どの操法を用いて良いかわからないという方は、


「操体法の実際」


という書籍を参考にするのも一つの方法かもしれません。


この本は、それこそ、いろいろな症状に対して、


どの操法をどの順番で行ったら良いのか、


が一覧表になっています。


私も、この一覧表にならって、


その通りに施術をしてみたこともあります。



 そういうものを参考にするのも良いかと思います。



今の自分の結論としては、


やはり、身体の各部(筋・筋膜など)のつながりを意識することなんだろうと思います。


ターゲットにしたい部位に直接触れるのではなく、


離れた部位から、アナトミーライン等のつながりを意識して、


目的の箇所にアプローチしていく。




しかし、そのつながりがスムーズな人と、そうでない人がいます。


操体法の各操法の効果にばらつきがあるのは、


そのつながりの善し悪しが一つの原因です。



症状別に操体法を施行したとしても、


結局、身体の各部がつながっていかなければ、


効果が不十分になります。


だから、そのつながりの洞察は必要になってきます。


例えば、Iポジションにしても、


基本パターン(蹴りからの)で効果が不十分な人、


いわゆる、足からのつながりが悪い人に対しては、


上肢からのIポジションを施行した方がつながりやすかったりするわけです。


(それでもつながりが悪かったら別の操法を考えることになりますが…)



基本操法でも、


例えば、肩の上げ下げが下肢の挙上をスムーズにするのだとしても、


かかと突き出しで頸の回旋がスムーズになるのだとしても、


それは、肩と下肢、足と頸が、つながりができているかこそ効果的なわけです。


そして、このつながりをスムーズにしていくために、



声かけが大事であったり、視線が大事であったり、環境が大事であったりするわけです。


もちろん「気持ち良さ」もです。


さらに最終的には施術者の「自信」が大事だったりするわけですね。



なので、操体法は症状別のテクニックではありませんが、


一時は前出の書籍などを参考にするのもよいでしょう。


そして、並行して、身体の各部のつながりを意識しつつ、


オリジナルの操法の組み立てができるように修練していけばよいと思います。




今日はそんなお話しで終わりたいと思います。



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セラピストスキルアップ実践会

2017年9月27日水曜日

もう一度やってみたいか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!







操体法の基本は、楽な方へ、気持ち良い方へ身体を動かしていくというものです。



見た目の動きにくさではなく、



本人の動きやすい、動きにくい、という感覚に従う、ということになります。



そしてさらにいえば、



動きやすい、動きにくい、ではなく、



気持ち良いか、気持ち良くないか、という感覚に従うのがよいのです。



そしてまた、さらに言えば、



操体法の原理原則である気持ち良いか気持ち良くないか、



に従うということももちろん必要ですが、



一歩進んで、



その動きをやってみたいか、やってみたくないか、



という感覚に従うのが最も良いということになります。



これを要求感覚という言い方をしますが、



この要求感覚に従うことが大事になってきます。



そして、この要求感覚を本人に気付かせる、



ということが操体法では最終的に求めるものになってきます。



それをもう一度やってみたいかどうか?


気持ち良い動きだとしても、



もう一度やってみたいという感覚にならなければ、



その動きは本人が本当に望んでいる動きなのかどうか?



ということになります。



ここまでくるとなかなか難しい話しになりますね。



まとめますと、



どちらが動きやすいか?


どちらが楽か?


どちらが気持ち良いか?

もう一度やってみたいか?



患者さんのレベルに合わせて、



あるいは、要求感覚を聞き分けられるレベルになれるよう、



進めていければよいかと思います。



もちろん、自分の感覚レベルを上げていくことも必要になりますね。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



操体法のセミナーは以下のリンクからご確認ください!



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セラピストスキルアップ実践会

2017年9月20日水曜日

見た目と本人の感覚が異なるときは?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



臨床で操体法を施行しているとき、(例えばKポジション)


動診の際の、たとえば、上肢の上がり具合と、


患者さん本人が感じる上肢の上げやすさが、


異なる、といったことが、まま、あるかと思います。


例えば、


より上がっているのは(屈曲できているのは)右上肢だけれども、


上げづらいのも右上肢といったような時です。


逆に言うと、左上肢は上がりが悪いのに(右より屈曲角度が小さいのに)、


右よりも上げやすい、というようなことです。



こういうときの操法はどちらの側を選択するべきでしょうか?



セミナーなどでもよく質問される事のうちの一つです。





Kポジションの場合は、他の操法と異なり、


上げづらい方を選択します。


なので、この場合は、患者さん本人が「上げづらい」という右側を選択します。




実際、Kポジションを施行してみると、


当然のごとく、右側は上げやすくなります。


上がっていない左の方はともかくも、


患者さんが「楽になりました!」と満足すれば、


それでオーケーということですよね。



もし、その後、左側の上がり具合が悪いことに気付いて、


患者さんが左上肢の上がりが悪いと訴えれば、


あらためて左側のKポジションなりを行えばよいと思います。


あるいは、何らかの治療上の理由で、上がりの悪い左側をターゲットにしたいのならば、


「次は左もやってみましょう」と左側も行えばよいのです。





今回は、上肢の挙上とかKポジションを例にしてお話しをしましたが、


他のほとんどの操法では患者さん本人がやりやすい方を選択します。


(Kポジションは逆にやりづらい方を選択)


要は、どちら側を選択するかということについては、


患者さんの感覚に従う、ということになります。


それが原則です。



もっと厳密にいうならば、


患者さんの要求感覚に従う、ということになるのですが、


その話しはまたの機会にしたいと思います。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


今週末には当実践会のセミナーがあります。


確認まだの方は、今すぐ確認を!




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セラピストスキルアップ実践会



2017年9月13日水曜日

足趾の圧痛が効かない時は?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



当実践会のアドバンスセミナーでは、


強い刺激の圧痛操法というのもお伝えしています。


受講されたり体験されたりした方はおわかりだと思いますが、


足趾の圧痛はたいていの人にとっては激痛です。



しかし、多くの患者さんに適用していますと、時に、



「そうでもない」「痛くない」という患者さんに出会うことがあります。




当実践会の短時間テクニックセミナーにおいても、


感覚レベルの悪い人には圧痛操法のように強い刺激を、


といった言い方をしておりますが、


その圧痛操法が効かなかったら、どうしましょう?




一つには、いろいろな部位での圧痛を試してみることです。



当実践会のアドバンスセミナーでは上肢・下肢・体幹と分けて、


いくつかの圧痛ポイントを紹介しています。


足趾の圧痛が効果なくても、


上肢の圧痛が激痛だった、という人もおります。




そして、二つめには、圧痛が効果なかったとしても、


他の操法を試してみることです。



たとえば、低刺激の基本操法を丁寧にやってみてください。



すると、感覚レベルが上がってきて、


施術後すぐに圧痛が効きやすくなる事があります。



もちろんケースバイケースですし、


圧痛が効くようにすることが施術の目的でもありませんから、


圧痛操法にこだわることはありませんが。




そういった患者さんが来ても、


圧痛が効かないからといって、焦らず、対応してみてください。



それと、


感覚レベルについて患者さんに事前にお話ししておくのがよいかと思います。


いろいろなことが説明しやすくなります。




今日は、そんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会の短時間テクニックセミナーは、


初回来院時の、患者さんの感覚レベルがわからない時に適した操法が学べます!


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