2017年12月27日水曜日

感じ方の変化

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!




年の瀬も押し迫ってまいりました。


学校も冬休みです。


子どもの通信簿も見せてもらいました。


2学期の通信簿、1学期よりも悪いと、


内心は少しガッカリしつつも、


それはおくびにも出さず、


2学期もがんばったね、


と応えております…。



さて、



 ちょっと前の患者さんのお話しです。



症状としては、ギックリ腰というよりも、



ギックリ背中のような感じでした。



仕事はデスクワークであり、



同じ姿勢でのパソコン仕事、目にも疲れが出ているようです。



まず、Iポジションを施行すると、




左右の差はなくなってきましたが、




 「周辺に広がっていた痛みが集まってきた感じ」



とのことでした。



悪化したのでしょうか?



いえいえ、そうではなかったようです。




これは、感覚レベルが上がって、



痛みの場所を特定できるようになった、とその場では解釈しました。




次に足趾の圧痛を試みました。


痛みの強さが、10→7へと変化しました。


もっと改善するかと思いましたが、これはさほどではなかったですね。



次に基本操法。


これで、本人曰く、「ほとんど(痛みが)なくなった」とのことでしたが、



実際は、10→2くらいのようでした。


あとは、日常生活における注意点などを説明し、


終わりにいたしました。



さて、この方のIポジション施行後の、


「周辺に広がっていた痛みが集まってきた感じになった」


という痛みの感じ方の変化は、よくあるようです。



それだけ聞くと、


かえって悪化したようにもとれますが、


Iポジションの姿勢の左右差が無くなってきていたので、


好意的にとらえることができました。


感覚のレベルが向上し、


痛みの感じ方が敏感になったのだと考えられます。




今日はそんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!






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セラピストスキルアップ実践会

2017年12月20日水曜日

力加減

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。



もうすっかり寒くなってきて、


今年の冬は、とても寒いようですね。


私の済んでいる茨城県北茨城市は、茨城県最北でお隣は福島県ですが、


海沿いということもあり、


夏も冬もそれほどではありません。(普通に暑い、寒い、です)


海も山も近くて、気候も温暖で良いところです。




さて、


今日は、「力加減」についてのお話しです。




操体法に限らず、どのような手技を学んでも、



どれくらいの力加減でやるんだろう、



という疑問は常に生じるかと思います。



それは、決してDVDなどの教材では学べないので、



実際にセミナーに参加して、



講師の手技を受けてみたり、



逆に講師にやってみてフィードバックをもらうなどして、



その力加減などを確かめるわけですね。




しかしながら、その力加減ですが、



操体法では、一定したものではありません。



つまり非施術者(患者さん)によって変わるのです。



操体法では、患者さんに動いてもらって、



その患者さんの力加減によって、



こちら(操者)の力加減(抵抗の力)を変えます。



こういったところは操体法の醍醐味の一つです。




当実践会のセミナーでお伝えするIポジションでも、



蹴る力が強い人には、それなりの抵抗を、



逆に蹴る力が弱い人には、やはり弱い抵抗になります。



つまり、操者の力加減は、




相手次第、ということで相対的なものになります。




このことがわかってくると、



相手に合わせた操法が可能になり、



より優れた結果を出すことができるようになります。



そして、つりあいを保つ、という、



応用的な操法も可能になってきます。




 当実践会のセミナーで



「交代して、できるだけ多くの人をさわってください」



とお話しているのも、そのためです



文章でも画像でも動画でもわかりにくいところなので、



ぜひセミナーにも参加して確かめてください。



そしてできれば上級コースに参加されて、



操体法をより深めていただければと思います。
 



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セラピストスキルアップ実践会



2017年12月13日水曜日

一度に決めてしまえ

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先日新聞でも一面に載るくらいのニュースでしたが、



将棋の羽生さん、永世七冠を達成しましたね。



ほぼほぼ前人未踏ですが、いくら羽生さんが強いとは言っても、



 一度に達成できるわけではありません。



百里の道も一歩からですよね。



将棋好きの私としては、ビッグニュースでした。




さて、本題。




操体法では、同じ手技で、



膝でも腰でも頭痛でも改善していけます。



例えばIポジションで、



膝でも腰でも頭痛でも改善していくことが可能です。



(代表中村の動画もご参照くださいね)




さらに言うなら、



同じ手技で(Iポジションでもつま先上げでもいいですが)



2つ以上の症状を同時に改善することも可能です。



先日来院の患者さんは、



右腰痛みと右肩の挙がりにくさを訴えておりましたが、



左側のIポジションで、



右腰と右肩のどちらの症状の改善もみられました。



一つ一つ別な手技でそれぞれの症状の改善を目指しても



よいとは思います。



でも、一つの手技で、



症状のある部位に触れずに、



複数症状を同時に改善するにも、また良しかと思いますが、



いかがでしょうか?



身体のつながりをしっかりと意識して、




どちらも変わる、という意識を持って施行すれば、変わります。



お試しください。



治療の価値も上がりますよ。





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セラピストスキルアップ実践会







2017年12月6日水曜日

一本に絞るべし!

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。



先週末は子どもが通っている小学校の授業参観がありました。


子どもの様子はともかく、学級全体の雰囲気もとても良く、


先生が、一生懸命に学級作りをしてくれていたことに感謝です。


授業参観後の学級懇談会でもそれはよくわかりました。


子どもにも先生にも感謝です。



さて、今日は…



やっぱり一本に絞るべし、というお話し。




操体法は、



セミナーに参加された方はおわかりかと思いますが、



簡単に結果が出せます。



私もこれまで習ったどの手技よりも結果が簡単に出せることに感嘆し、



操体法をより深く学ぼうと思いました。



しかし、臨床現場ではなかなかうまく結果が出ないこともしばしばでした。



そういう時、



操体法では対応が難しいこともあるのかな、等と思い、


別の手技を習いたくなるときもあります。


隣の芝生は青く見える、というやつでしょうか…。



しかし、簡単で劇的に結果が出せそうなその別の手技を学んでも、



やっぱり、うまくいかないときも多く、



 
そして、また良さそうな別の手技を学ぶ…。



こういうことを繰り返すと、


いわゆるセミナージプシーになっていくということですね。



何事も経験であり、


自分の引き出しを増やすという意味では、


いろいろな技術を学ぶことはもちろん否定しません。



でも、ある時ふと思ったことがあります。


「これ、操体法でもできそうじゃん」


これは、アプローチは違えど、


操体法でも同様の結果は出せそうだという意味です。


つまり、操体法で結果が出ないのは、


やはり技術がまだその域に達していないだけで、


もう少し技術を磨けばその域に達することができるということです。


結局のところ、



どんな治療技術でも、ある程度は研鑽を積まなければ、


どんな状況にも対応することはできないのだ、ということですね。


もちろん研鑽に終わりはないですけど。




結論として、



どんな治療技術であれ、


一本に絞った方が結局は早い、ということになります。


どれが良いということではなく、


自分との相性や出会いの運などもあるでしょうから、


どんな手技でもよいとは思います。


 一本に絞って奥深く研鑽を積むことをオススメします!



最後に、操体法についていうなら、


操体法は他の技術も取り込みながら、


進化を続けています。


操体法には終わりがないように見えます。


そういった意味で、


操体法は飽くことなく研鑽し続けられる、治療体系だと思います。



 今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




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