2017年8月30日水曜日

痛い部位にさわれない…

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は痛い部位にさわれない、というお話し。




当実践会の上級コースであるベーシックコースのご紹介の際に、

「痛い部位に触れなくても結果を出せる」

ということをお話ししています。


今回のお話しは、

「痛い部位にさわれない」

という似たようなお話し。


実際にあった症例ですが、

肩が凝っていると話す男性がいまして、

肩(僧帽筋上部)を押すと痛みが生じています。

肩直接のマッサージではほぐせそうにありません。

(どっちみち私はマッサージはできませんが)


Kポジでは前方に手を伸ばしてもらう際に(力を入れると)痛みを生じます。


痛い部位にさわれない状態です。


自然と離れた部位からアプローチすることとなります。



アナトミートレインをひもとくと、

アーム・ラインの一部であるSBALにおいて、

僧帽筋と手根伸筋群がつながっています。

腕橈骨筋も関係しているようです。


そこいらへん(橈側手根伸筋、腕橈骨筋)に刺激を加えながら、

肩(僧帽筋)の緊張状態をモニタリングします。


すると、僧帽筋上部の緊張が緩んでくるのがわかります。


本人も緩んでくるのがわかったそうです。


結果、肩の痛みが取れ、楽になりました。



今回の例では手根伸筋群でしたが、

別の箇所でも良いかもしれません。


肩こりに橈側手根伸筋群、皆さんも試して見てください。



このように、

痛い部位にさわれない、さわりたくない、という場合には、


アナトミートレインを意識して、

離れた部分にアプローチしてみてください。

そしていろいろと試してみてください。



今日はそんなお話しでした。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会のセミナーは以下のリンクからご覧ください!




【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】
10月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
http://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=412




9月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
http://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=1000






セラピストスキルアップ実践会


2017年8月23日水曜日

操体法を核として

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は、操体法を核に、というお話し。



私もそうでしたが、皆さんの中にも、


操体法と出会うまで、いろいろな治療法やテクニックを学んできて、


どうもぱっとせず、


そして操体法と出会い、


その素晴らしさに惹かれて、操体法を学び続けていく、


という方がいるのだろうと思います。



操体法を学び始めてから、


他のいろいろな治療法やテクニックをつまみ食いしていると、


操体法と似たところなどが見えてきます。


そして、操体法でも同じような事ができそうだ、などと感じることもあります。


もちろん、操体法とは別の切り口で、


素晴らしい結果を出すことができるテクニックもありますので、


そういったテクニックや治療法を学ぶことは大いに良いことだと思います。



操体法を学んでみて、あらためて考えてみると、


操体法は、他の治療法と相対するものではなく、


どちらかというと共生しやすい治療法だと思います。


それは、操体法が、他の様々な治療法のいいとこ取りをして、


体系づけられたものだからかもしれません。


 
だから、皆さんがすでに使っている治療法やテクニックとも、


適宜組み合わせて使用できるのだと思います。





それと、操体法では、


患者さんの感覚とか、


術者の声かけや、触れ方、視線、間、など、


手技そのものの他に、いろいろなことに注意を払います。


他の治療法にもほとんど当てはまることだと思うので、


操体法は、治療法一般の基礎的なことや応用的なことを


すべて包含しているように思います。



実際、当実践会のスクールで学ぶ応用的な内容は、


マッサージを中心にしている施術家の方でも、


病院の理学療法士の方でも、


どんな分野の治療家でも利用できる技術です。




操体法に運良く(必然的に?)出会われ、


そして、操体法の素晴らしさに気付いた皆さんには、


ぜひ、操体法をより深く学んでいただいて、


操体法を自分の治療技術の核としていただけたらと思います。



そして、


中村代表のように操体法オンリーでもいけますし、


操体法を核として、


その他の治療法と組み合わせていただいてもよし、です。




今日はそんなお話しをさせていただきました。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




当実践会が提供する操体法セミナーは以下のリンクからお確かめください!



【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

10月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
http://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=412




9月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
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8月肩こり編セミナー
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セラピストスキルアップ実践会
 



2017年8月16日水曜日

基本に立ち返る

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は、基本に立ち返る、ということについてお話ししたいと思います。


当実践会のセミナーでは、

短時間テクニックセミナーやベーシックコース、アドバンスコース等において、

様々な個別技術を伝達させていただいています。

短時間テクニックセミナー腰痛編のIポジションであったり、

肩こり編のKポジションであったり、

ベーシックコースのつま先上げであったり、

いろいろなテクニックがあります。


受講された方はおわかりかと思いますが、

誰でも、即座に結果が出せるテクニックであり、

それぞれ単独でも、使用可能な技術です。


しかしながら、

これも臨床で使用されている方なら、もしかしたら経験があるかもしれませんが、


どうもそれらテクニックが適用にならない、

効果が出にくい、

などと、行き詰まることが出てくるかもしれません。


そうでなくても、

操体法を、個別のテクニックの集合体として学んでいると、

各コースで学んだテクニックの中でしか操体法を用いることができません。



そう気付いたときには、


ぜひ、操体法の基本に立ち返っていただきたいと思います。



操体法の基本原理は、

気持ち良く動けば、

あるいは、

楽な方に身体を動かせば、

身体の歪みが整う、

というものです。(言い方や視点は種々あると思いますが)



当実践会の各セミナーでお伝えするテクニックはどれも、

この原理に則ったテクニックではありますが、


いつしか、基本原理を忘れて、

テクニックとしてのみ使用していることもあるかもしれません。

私もはじめはそうでした。


なんか決まりが悪いな、とか感じたら、

この基本原理に立ち返ることをオススメします。


目の前の患者さんにとって、

どの姿勢が楽なのか、

どの動きが楽なのか、気持ち良いのか?


それは、実践会のセミナーでお伝えしている操法にはない動きかもしれません。


あるいは、各操法において、気持ち良さを味わってもらうような、

声かけや工夫の必要性に気付くかもしれません。


基本原理を忘れずにいると、

同じ操法をしていても、応用がききます。



さて、この操体法の基本原理は、

当実践会セミナーの座学でもお伝えしていますし、

いろいろな操体法関係の書籍もありますので、

ぜひそれらを参考にしてください。



今日はそんなお話しでした。

今日もブログを読んでいただきありがとうございました!





操体法のセミナーは以下のリンクを参照下さい!


【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】
10月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
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9月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
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セラピストスキルアップ実践会



2017年8月9日水曜日

マイブームを作れ!

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日はマイブームを作りましょう! というお話し。


皆さん、それぞれ得意技や必殺技をお持ちかと思います。


いろいろな操法を試して、


自分の必殺技を体得するという方法もありますが、


いろいろな患者さんに、ある特定の操法をまずは試して、

その操法を磨いていく、という方法もあります。



当然皆さんも、

当実践会のセミナーでIポジションやKポジションを学んだ後は、

それを臨床で何度もトライすることと思います。


IポジションやKポジションをマイブームとして

患者さんが来る度にまずは試してみると、

その技術が磨かれ、得意技・必殺技になると思います。



私も、やはり最初のマイブームはIポジションで、


今でも、Iポジションは必殺技です。(特に、基本の蹴り→内旋パターン)


その次のマイブームは圧痛操法でした。


症状が再現性のあるとき(こうすると痛い、というのが明確なとき)、なら、


たいていは改善がみられます。



現在のマイブームは、


肩の上げ下げです。


どんな症状でも、まずは試しています。


肩の症状にも、

下肢の症状にも効果が見られるので、

面白いです。


患者さんにもインパクトがあります。




操体法の良いところは、


部位別のテクニックではないところですよね。


下肢の症状でも、

腰の症状でも、

肩の症状でも、


同じ操法で対応可能です。


これはどの操法にも言えることです。


なので、

操体法はマイブームを作りやすい、とも言えます。



マイブームを作ることが目的ではもちろんなく、


患者さんの症状にかかわらず、

同じ操法が使えるので、研鑽しやすいと言うことです。


(もちろん、他の操法も使って、患者さんに対応することも必要ですけどね。)




いろいろな操法を試して得意技を見つけても良いし、

一つの操法を集中して得意技にしても良し。



今日はそんなお話しでした。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


操体法のセミナーは以下のリンクからご確認ください!





【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】
10月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
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9月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
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セラピストスキルアップ実践会

2017年8月2日水曜日

どの姿勢で施術しますか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は、患者さんをどの姿勢で施術するかというお話し。


それぞれの手技によって、

治療姿勢というのは決まってくるのが通常かと思います。


どの姿勢でも良いというわけにはいかないのが普通だろうと思います。


操体法においても、

つま先上げは仰臥位、Kポジションは側臥位、かえる足は腹臥位など、

操法によっては、姿勢は決まっています。


同じ操法でも、坐位で行うのと、仰臥位で行うのと、

二通りある操法もあります(肩の上げ下げなど)。


圧痛操法や骨操法などはどの姿勢でも可能です。



さて、操体法が楽な方へ、気持ちいい方へ動かす、ということは、

もう皆さんご存知かと思います。


なので患者さんにとってもらう姿勢も、最も楽な姿勢が望ましいです。


仰向けになるのが辛いのに、

わざわざ仰臥位で操法を行わなくても良いでしょう。


先日、どの姿勢をとっても辛い、という方がいらっしゃいました。

痛みに過敏になっているような方で、どこに触れても痛いという方でした。



坐位でいろいろと話していたので、

坐位のままでできる施術を考えてみました。


動診をしてみたら、体幹の右回旋に強い痛みがありました。


なので(?)、


今回は三軸操法を試してみました。

左ひねりー左側屈ー前屈

のパターンを行います。


3軸目まで決めたとき、

患者さんが、「気持ちいい」とおっしゃったので、

これは決まったな、と思いました。


案の定、右回旋の強い痛みが大きく改善していました。

歩き方も良くなりました。


三軸操法は今回の本題ではありませんが、


三軸操法なら、坐位でも、立位でも、仰臥位でもできます。


どの姿勢でも対応できる技術をもっていれば、

施術のバリーションが広がるのは間違いありません。


三軸操法に限らず、


操体法を用いれば、どの姿勢からでも治療が可能です。

どの操法から始めて、

どの操法を必ずやらなければならない、という決まりがありません。


患者さんに楽な姿勢をとってもらい、

楽な動き、気持ちいい動きをしてもらう。


そのための操法を選択すればよいのです。



皆さんのお持ちの技術はどんな姿勢からでも対応可能ですか?


もし、そうでなければ、是非、操体法を学びに来てください。

以下のリンクから確認してみてください。



今日はそんなお話しでした。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

9月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
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8月肩こり編セミナー
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セラピストスキルアップ実践会