2017年3月29日水曜日

脱力の仕方

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は操体法における、脱力の仕方、のお話し。


当実践会のセミナーなどで操体法を学ばれた方はおわかりかと思いますが、

操法を施行して、力を抜いてもらうとき、

ゆっくりと脱力してもらうことが多いと思います。


操体法ができた頃は、

ストン、と瞬間脱力が主だったようです。

現在の、操体法はゆっくりと脱力してもらうやり方が主流になっています。



操体法の進化といってしまえばそれまでですが、

厳密には、

「患者さんのからだが要求している脱力の仕方で」

ということになります。


それがゆっくりの方が多い、ということです。



先日のセミナーで、

受講生の一人が、

「ストンと脱力した方が効果がでやすい」

というようなことを話していました。


それはそれで正しいと思います。


どちらの方が正しいと決めつけるのはうまくないと思いますし、

患者さんにとって、その方がよいなら、そうすべきだと思います。



操法施行時の脱力の仕方は、

現在はわかりやすく、ゆっくり、としていますが、

それぞれの臨床経験で、瞬間脱力がよいならば、そちらを選択するべきだと思います。



操体法はほとんど決めつけをしません。


この症状にはこの操法、ということもいいません。


操体法を学ぶ人が最も混乱するところかしれませんね。


そこがまた、奥深いところでもあり、

奥深く探求できるところでもあり、

面白さでもあります。



今日はそんなお話しでした。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



そんな奥深い操体法をあなたも学んでみませんか?


私は、横浜会場で皆さんをお待ちしています!

(あっ、4月は博多会場に出没します)




【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】


【new】5月肩こり編セミナー
http://after-seitai.com/lp/a4/





4月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a3/





時短セミナー 大阪2人追加募集
http://after-seitai.com/lp/a17/





「中村光太郎の全国縦断ツアー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/7khrm





「内臓治療プレセミナー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/bye5p




「中村光太郎の高単価治療院構築セミナー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/xbxbf




セラピストスキルアップ実践会


2017年3月22日水曜日

複数の症状を同時に改善?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!




以前来院された患者さんで、


腰痛もあり、肩痛もあり、膝痛もあり、耳鳴りもある、という方がいました。


患者さんにとっては大変な状況です。


皆さんだったら、こういうときどのようにアプローチしますか?



もしかしたら、


腰痛の手技、肩痛の手技、膝痛の手技、耳鳴り改善の手技、など


それぞれの症状別のテクニックを用いる人もいるかもしれません。







ところが、操体法だと、


一つの手技を用いて、上記の症状を同時に改善できる可能性をもっています。




当実践会の短時間テクニックセミナーでお伝えするIポジションしかり、


アドバンスコースでお伝えするテクニックもしかりです。



操体法は部位別のテクニックではないのは、



もう皆さんご存知かと思いますが、


そのことはつまり、


複数の症状を一度に改善できる可能性があるということです。




実際、その患者さんについては、



圧痛操法とIポジションだけで、



上記の4つの症状が全て同時に軽減・消失していくことができました。


患者さんにとっても不思議体験ですよね。


インパクトはあると思います。



施術するほうもシンプルでわかりやすいと思います。



もちろん、どんな症状でも一回の施術で改善、というわけにはいきませんので、


そこら辺はちゃんと事前に説明はいたします。





操体法を症状別のテクニックとしてとらえないということは、


こういったメリットもあるということですね。



今日はそんなお話しでした。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



そんな操体法をあなたも学んでみませんか?


私は、横浜会場で皆さんをお待ちしています!!




【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

【new】5月肩こり編セミナー
http://after-seitai.com/lp/a4/





4月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a3/





3月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a9/




「中村光太郎の全国縦断ツアー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/7khrm





「内臓治療プレセミナー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/bye5p



セラピストスキルアップ実践会

2017年3月15日水曜日

どうして痛みをとってはダメなのか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は、

「どうして痛みをとってはダメなのか?」

というお話し。



「痛みを追うな」

というお話しは、

当実践会のメルマガやセミナーなどでもお話ししているところではあります。


今回はさらに、

「痛みをとってはダメ」というお話しになります。



操法(操体法の実際の施術)をやる上で最も大切なのは、





「相手の症状をなくすことではありません」


えっ?! という感じですよね?


むしろ真逆で、痛みを取ってはだめだとのことです。


これは私も操体法の先生から教わったことです。


とても不思議です。



「痛みというのは身体からのサインです。」


そして、「そのサインはなんで出てるの?」という所を見つけて、


教えてあげるのが施術者の役割である、ということなんです。


痛みというのは身体からの危険信号であり、


その危険信号がなければ、逆に命にもかかわります。


その危険信号を安易に取るのではなく、


その危険信号が出ている大元の原因を教えてあげて、本人自らに改善してもらう。


これが本当の治療なのではないか。


ということなんです。



素晴らしい考えだと思いませんか?


操体法創立者の橋本敬三先生は、


「治療なんて下の下だ」


とおっしゃっています。


仙台の今先生も、常日頃、

「人の身体は治せない」

とおっしゃっています。

面白い世界です。



当実践会代表の中村が

「痛みは追うな」

と言っているのは、

痛みにフォーカスしていないからです。


当実践会のセミナーを受講していただいた方はおわかりかもしれませんが、



痛みの原因にフォーカスしているのです。




痛みの原因の「からだの歪み」に直接アプローチしているのは、



施術である操法そのものですが、



その「歪み」をこしらえているのは、


その対象者の生活そのものだったりします。



操体法でいうところの


息・食・想・動・環境


です。



これらの何が歪みを生じさせているのか、


その大元を対象者と共に見つけて、


本人自身に改善してもらう、


というのが、治療者の役割である、


ということになります。



私も、そんな操体法の哲学に感銘を受けています。




今日はそんなお話しでした。


今日もブログを見ていただきありがとうございました!



素晴らしい治療哲学をもった操体法を

あなたも学んでみませんか?


私は横浜会場で皆さんをお待ちしています。





 【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

【new】5月肩こり編セミナー
http://after-seitai.com/lp/a4/





4月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a3/





3月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a9/




「中村光太郎の全国縦断ツアー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/7khrm





「内臓治療プレセミナー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/bye5p



セラピストスキルアップ実践会


2017年3月8日水曜日

操体法は病気を治すのか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今までに何度も話題に挙げられてはおりますが、


操体法は、

症状別、疾患別、の治療技術はありません。



皆さんももう耳にタコができていることでしょう。


当実践会のセミナーでも、お話ししていますが、


腰痛の原因の8割方は原因不明です。

残りの2割は、

ヘルニアとか、脊柱管狭窄症とか、何らかの病名がついている場合です。



(以下のリンクもご参照
 ↓
http://ts-ichiro.blogspot.jp/2015/12/blog-post_18.html
http://ts-ichiro.blogspot.jp/2015/12/blog-post_19.html)



でも、私は、脊柱管狭窄症とか、

あるいは、座骨神経痛みたいな病名も参考までにとどめておくだけです。



数ヶ月前にインピジメント症候群と診断された方が来院されました。


MRIでの画像診断の結果でそのように診断され、

手術しなければ治らないと言われたそうです。

本人は手術をしたくなかったので,肩の屈曲異常はありましたが、

そのままにしていたようです。


当院に来たのは、別な主訴からでしたが、


Kポジ一回の施行で、

そのインピジメント症候群とやらの症状は消えてしまい、

むしろ反対側より肩が挙がるようになってしまいました。

それは数ヶ月経った今も維持されています。



また、別の方で、

座骨神経痛と言われ、

どこへ行って治療しても治らなかった下肢痛が、

たった一回の操体法の施術で寛解してしまったこともあります。



操体法って、


インピジメント症候群や座骨神経痛を


一瞬で治せるものなのでしょうか?



当実践会のセミナーにでお伝えしている、

病気のプロセスのお話しです。


操体法でも、器質異常を一瞬では治せません。


しかし、各種症状の根本原因である歪みを取り除くことはできます。(時に一瞬で)



病院などで、どのような診断名がつけられたのかを知ることは、

リスク管理としては大事だと思います。



でも診断名によって、施術の内容はほとんど影響を受けません。

動診、視診などがやはり最重要になるかと思います。



ここいらへんの詳しいお話しは、

当実践会のセミナーでお聞き下さい。


私も横浜会場でお待ちしています。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会のセミナーは以下のリンクから!


【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

【new】4月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a3/





3月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a9/





「中村光太郎の全国縦断ツアー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/7khrm





「内臓治療プレセミナー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/bye5p



セラピストスキルアップ実践会

2017年3月1日水曜日

頸の痛くなった長男

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!




先日、我が家の長男に受験勉強をさせていたら、

あまりに根詰めて勉強させたせいか、

頸が痛くなった、と訴えがありました。


左右の回旋も、前後屈(特に後屈)も動かすと痛いようでした。


長男には、「治して。」と言われました。



私は、「(ほっといても治る)」と内心思いましたが、

それもかわいそうな気もしたので、

ちょっと施術を試みました。



まずは頸部痛だから頸の三軸操体なんかどうだろうと思い、試してみました。


ほとんど効果は無かったようでした。



やはり、これか、と思いつつ、

足趾の圧痛を行います。


まず、左の小趾と薬趾。

とても痛がっていました。


頸部の動きはいくらか改善したようです。



次に、右の小趾と薬趾の圧痛。

こちらはさらに痛がっています。


でも、これでだいぶ頸部痛とれました。



最後にもう一回、頸の三軸操体を試してみました。


今度はよく効いたようで、

ほとんど頸部痛はなくなったようです。


長男も不思議がっていました。



この間、2~3分でしょうか。




今になって思えば、

操体法と出会わなければ、

このようなことは全くできませんでした。



それこそ、ほっとけば治るよ、などと言って(今回もそう思いましたが…)、

何もできなかったでしょう。


操体法は臨床を劇的に変えてくれる、とあらためて、そして、強く思いました。



今回使用した、

圧痛操法と三軸操体は


当実践会のアドバンスコースで学ぶことができます。


アドバンスコースは強い刺激の圧痛操法と、

反対にとても弱い刺激の皮膚操法も学ぶことができます。


また、つりあいの操法など、操体法の真骨頂のテクニックも学ぶことができます。



ベーシックコースへ進まれた方も、

まだこれから、という方も、


ぜひ、アドバンスコースまで(もちろんマスターコースも大歓迎です)

進んでみて下さい。

臨床が劇的に変わりますよ!!



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会の操体法のセミナーは以下からご確認ください!


私は、横浜会場で皆さんをお待ちしています!






【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

【new】4月腰痛編①~下肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a3/





3月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー
http://after-seitai.com/lp/a9/






「中村光太郎の全国縦断ツアー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/7khrm





「リスティング広告勉強会」
http://chiryouin-consulting.com/lpsp/ppcjv/




「内臓治療プレセミナー」
https://peraichi.com/landing_pages/view/bye5p



セラピストスキルアップ実践会