2017年9月27日水曜日

もう一度やってみたいか?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!







操体法の基本は、楽な方へ、気持ち良い方へ身体を動かしていくというものです。



見た目の動きにくさではなく、



本人の動きやすい、動きにくい、という感覚に従う、ということになります。



そしてさらにいえば、



動きやすい、動きにくい、ではなく、



気持ち良いか、気持ち良くないか、という感覚に従うのがよいのです。



そしてまた、さらに言えば、



操体法の原理原則である気持ち良いか気持ち良くないか、



に従うということももちろん必要ですが、



一歩進んで、



その動きをやってみたいか、やってみたくないか、



という感覚に従うのが最も良いということになります。



これを要求感覚という言い方をしますが、



この要求感覚に従うことが大事になってきます。



そして、この要求感覚を本人に気付かせる、



ということが操体法では最終的に求めるものになってきます。



それをもう一度やってみたいかどうか?


気持ち良い動きだとしても、



もう一度やってみたいという感覚にならなければ、



その動きは本人が本当に望んでいる動きなのかどうか?



ということになります。



ここまでくるとなかなか難しい話しになりますね。



まとめますと、



どちらが動きやすいか?


どちらが楽か?


どちらが気持ち良いか?

もう一度やってみたいか?



患者さんのレベルに合わせて、



あるいは、要求感覚を聞き分けられるレベルになれるよう、



進めていければよいかと思います。



もちろん、自分の感覚レベルを上げていくことも必要になりますね。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



操体法のセミナーは以下のリンクからご確認ください!



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セラピストスキルアップ実践会

2017年9月20日水曜日

見た目と本人の感覚が異なるときは?

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臨床で操体法を施行しているとき、(例えばKポジション)


動診の際の、たとえば、上肢の上がり具合と、


患者さん本人が感じる上肢の上げやすさが、


異なる、といったことが、まま、あるかと思います。


例えば、


より上がっているのは(屈曲できているのは)右上肢だけれども、


上げづらいのも右上肢といったような時です。


逆に言うと、左上肢は上がりが悪いのに(右より屈曲角度が小さいのに)、


右よりも上げやすい、というようなことです。



こういうときの操法はどちらの側を選択するべきでしょうか?



セミナーなどでもよく質問される事のうちの一つです。





Kポジションの場合は、他の操法と異なり、


上げづらい方を選択します。


なので、この場合は、患者さん本人が「上げづらい」という右側を選択します。




実際、Kポジションを施行してみると、


当然のごとく、右側は上げやすくなります。


上がっていない左の方はともかくも、


患者さんが「楽になりました!」と満足すれば、


それでオーケーということですよね。



もし、その後、左側の上がり具合が悪いことに気付いて、


患者さんが左上肢の上がりが悪いと訴えれば、


あらためて左側のKポジションなりを行えばよいと思います。


あるいは、何らかの治療上の理由で、上がりの悪い左側をターゲットにしたいのならば、


「次は左もやってみましょう」と左側も行えばよいのです。





今回は、上肢の挙上とかKポジションを例にしてお話しをしましたが、


他のほとんどの操法では患者さん本人がやりやすい方を選択します。


(Kポジションは逆にやりづらい方を選択)


要は、どちら側を選択するかということについては、


患者さんの感覚に従う、ということになります。


それが原則です。



もっと厳密にいうならば、


患者さんの要求感覚に従う、ということになるのですが、


その話しはまたの機会にしたいと思います。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


今週末には当実践会のセミナーがあります。


確認まだの方は、今すぐ確認を!




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セラピストスキルアップ実践会



2017年9月13日水曜日

足趾の圧痛が効かない時は?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



当実践会のアドバンスセミナーでは、


強い刺激の圧痛操法というのもお伝えしています。


受講されたり体験されたりした方はおわかりだと思いますが、


足趾の圧痛はたいていの人にとっては激痛です。



しかし、多くの患者さんに適用していますと、時に、



「そうでもない」「痛くない」という患者さんに出会うことがあります。




当実践会の短時間テクニックセミナーにおいても、


感覚レベルの悪い人には圧痛操法のように強い刺激を、


といった言い方をしておりますが、


その圧痛操法が効かなかったら、どうしましょう?




一つには、いろいろな部位での圧痛を試してみることです。



当実践会のアドバンスセミナーでは上肢・下肢・体幹と分けて、


いくつかの圧痛ポイントを紹介しています。


足趾の圧痛が効果なくても、


上肢の圧痛が激痛だった、という人もおります。




そして、二つめには、圧痛が効果なかったとしても、


他の操法を試してみることです。



たとえば、低刺激の基本操法を丁寧にやってみてください。



すると、感覚レベルが上がってきて、


施術後すぐに圧痛が効きやすくなる事があります。



もちろんケースバイケースですし、


圧痛が効くようにすることが施術の目的でもありませんから、


圧痛操法にこだわることはありませんが。




そういった患者さんが来ても、


圧痛が効かないからといって、焦らず、対応してみてください。



それと、


感覚レベルについて患者さんに事前にお話ししておくのがよいかと思います。


いろいろなことが説明しやすくなります。




今日は、そんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



当実践会の短時間テクニックセミナーは、


初回来院時の、患者さんの感覚レベルがわからない時に適した操法が学べます!


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セラピストスキルアップ実践会



2017年9月6日水曜日

操法は一人一人違う

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は、操法は一人一人違う、というお話し。



皆さんには、


当実践会のセミナーにいろいろと参加していただいて、


それぞれの操法を学んでいただいています。


短時間テクニックセミナーであれば、


IポジションやKポジション。


ベーシックコースであれば、 つま先上げや、膝たおしなどなど。


アドバンスであれば、圧痛操法や皮膚操法、骨操法などなど。


当実践会でお伝えしている操法だけでもたくさんあります。


そのたくさんある操法を実際の患者さんに施術してみると、


一筋縄ではいかないことも多いかと思います。


当実践会では誰でも簡単に習得していただけるようセミナーを行っておりますが、


実際の臨床現場では、全く同じようにはいかないこともたびたびかと思います。


治療者の技量の問題であったり、


患者さん側の感覚レベルや心理的状態などの理由もありますが、


操法は一人一人違う、ということも理由にあげられます。


やり方や手順は同じであっても、


患者さんによって、



抵抗のかけ方の強弱や向き、


足の位置、蹴る方向などの違い、


どうやって声をかけたらわかりやすいか、


などなど、


患者さんによって、変えていかなければならないんです。


すなわち、患者さんによって、操法は異なるわけです。


操法は一人一人違うのです





では、どうしたら良いのか?



個々の患者さんに合わせた操法を行うには、


治療者側が、


患者さんの感覚を感じ取り、


その患者さんの感覚に素直に従う、ということが必要になります。




究極的には、患者さんと一体になる、ということです。


そこまではなかなか難しく、私もまだまだ修行中です。



そういった、


患者さんの感覚を感じ取り、


患者さんの感覚に素直に従う、


という感覚を磨くには、


アドバンスコースで行うようなつりあいの練習をするとか、


上手な人から操法を受けて、自分の感覚を聞き分ける練習などが必要です。


最初は難しいですが、


だんだんとわかるように、できるようになってきます。


是非、操体法の修行は続けていって欲しいと思います。




操体法は皆さん見ての通り、


だれにでも効果が出やすいテクニックです。


けれども、より精度の高い技術を目指そうと考える場合には、


上記のような訓練を行っていく必要があるんですね。



最近は、操体法で高みを目指そうという仲間がどんどん増えてきています。


とても嬉しい限りです。




今日はそんなお話しでした。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



操体法をまだ知らない方は、以下のリンクからご確認ください!


そしてより高みを目指す方は、


ぜひ上級コースへ!(セミナー会場でしか申込みを受け付けていないんです)




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セラピストスキルアップ実践会