さて、このシリーズも長くなりました。
最後にしたいと思います。
いろいろと意見もあろうかと思います。
身体拘束の廃止は、とても難しい問題だと思うので、
この問題は現場主導では困難ではないかと思います。
現場スタッフはとても忙しく、
なかなか身体拘束廃止にとっかかるまでにはいかないかもしれません。
やはり、トップダウンでいかないと難しい面があるのではないでしょうか。
「私が責任をとるから、やってみろ」
という感じで進めていくと現場スタッフもやりやすいと思います。
実はこれは必須なのではないかと思います。
次に、身体拘束廃止に取り組むと本当に思ったら、たくさん勉強するしかないと思います。
身体拘束をしないで済むケアをできないことが問題なのですから、
その方法を勉強して、実践して深めていくことが大事だと思います。
極論かもしれませんが、
身体拘束廃止とは、身体拘束を止めることを直接示しているのではなく、
身体拘束をしなくてもケアできるようにする過程だと私は考えています。
なぜなら、身体拘束は完全にはゼロにはならないだろうと思うからです。
それと、例えば、身体拘束廃止だからと急に利用者さんの身体拘束を廃止しては、
危ないですよね。
だから、身体拘束を外すまでに、身体拘束をしなくても済むようなケアを実践できるように
勉強していかなければなりません。
その過程が最も大切だと思うわけです。
結果的に身体拘束が廃止できなくても、そういうケアを目指して努力していけば、
ケアの質は確実に向上していくのではないでしょうか。
ながながとこのシリーズを見ていただきありがとうございました。
今日もブログを見ていただきありがとうございました!
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