2015年9月22日火曜日

エビデンス、続き

    今日は昨日のエビデンスともちょっと関連するお話し。

    ネットで、ガン治療薬のエビデンスデータの記事を見かけました。

    なんでも、肺癌の場合、

    ある抗癌剤を使用した場合、生存期間の中央値が6ヶ月、

    抗癌剤を使用しない場合、生存期間の中央値が4.5ヶ月。

   つまり、その抗癌剤を使用すれば、

   1.5ヶ月は長生きできるということ。

    すごい⁉︎

    今回見かけたこの記事によれば、こういったエビデンスが

    大義名分となり、エビデンスの内容はさして患者・家族に説明もされないまま、

   抗癌剤が使用されている、とのこと。

   私自身も、以前にインフルエンザと診断され、リレンザを処方された時、

   添付文書を読んでみました。

   世界中のそれぞれの地域毎(南半球とか北米とか欧州といったくくりで)に

    大規模研究がなされているのですが、

    国内成人の臨床試験では、この薬を使用した群と使用しなかった群で

    症状の改善に有意な差はなかった、という結果であり、

    海外の臨床試験では、A型インフルエンザに対しては、

    リレンザを使用しないと6日で症状が治まったのに対して、

    リレンザを使用すると5日で症状が治まり、

    B型インフルエンザに対しては、

    リレンザを使用しないと6日で症状が治まったのに対して、

    リレンザを使用すると4.5日で症状が治まった、とのこと。

    その時思ったのは、ほっといても6日で治るのに、

    リレンザを使っても、2日早く治るだけか、と思いました。海外の成績ですけど。

    仕事が大事な人にとっては、1日でも早く治したいという気持ちもあるでしょうね。

    国内だけでは効果がない、ということになってます。

   これはエビデンスがあると言っていいのかどうか…。

   リハビリの世界で、特定の治療法について、この薬並みの大規模研究がされて、

   エビデンスが確立している治療法があるのかな?

    よく調べてみようかと思います。

    今日もブログを見ていただきありがとうございました!

 

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