今日は昨日のエビデンスともちょっと関連するお話し。
ネットで、ガン治療薬のエビデンスデータの記事を見かけました。
なんでも、肺癌の場合、
ある抗癌剤を使用した場合、生存期間の中央値が6ヶ月、
抗癌剤を使用しない場合、生存期間の中央値が4.5ヶ月。
つまり、その抗癌剤を使用すれば、
1.5ヶ月は長生きできるということ。
すごい⁉︎
今回見かけたこの記事によれば、こういったエビデンスが
大義名分となり、エビデンスの内容はさして患者・家族に説明もされないまま、
抗癌剤が使用されている、とのこと。
私自身も、以前にインフルエンザと診断され、リレンザを処方された時、
添付文書を読んでみました。
世界中のそれぞれの地域毎(南半球とか北米とか欧州といったくくりで)に
大規模研究がなされているのですが、
国内成人の臨床試験では、この薬を使用した群と使用しなかった群で
症状の改善に有意な差はなかった、という結果であり、
海外の臨床試験では、A型インフルエンザに対しては、
リレンザを使用しないと6日で症状が治まったのに対して、
リレンザを使用すると5日で症状が治まり、
B型インフルエンザに対しては、
リレンザを使用しないと6日で症状が治まったのに対して、
リレンザを使用すると4.5日で症状が治まった、とのこと。
その時思ったのは、ほっといても6日で治るのに、
リレンザを使っても、2日早く治るだけか、と思いました。海外の成績ですけど。
仕事が大事な人にとっては、1日でも早く治したいという気持ちもあるでしょうね。
国内だけでは効果がない、ということになってます。
これはエビデンスがあると言っていいのかどうか…。
リハビリの世界で、特定の治療法について、この薬並みの大規模研究がされて、
エビデンスが確立している治療法があるのかな?
よく調べてみようかと思います。
今日もブログを見ていただきありがとうございました!
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