2015年9月21日月曜日

エビデンス

   昨日は、師匠の元で勉強してきました。

   やはり、仲間と共に研鑽していくのは、楽しくていいですね。

    今日は、その勉強とは直接関係ありませんが、

    エビデンスについて、考えてみました。

    やはり、PT、OT、STともなると、エビデンスを重視するのでしょうか?

    特にPTさんはそうかもしれませんね。

    OTは理系よりも文系的要素が大きいと私は思っているので、

     私自身はあまりエビデンスというものには興味はありません。

    もちろOTの方々でRCT研究も一生懸命に取り組んでおられる方が

    たくさんいて、OTの立場をより良いものにしてくださっていることに

    感謝します。

    ただエビデンスは、症例研究や質的研究などは低いエビデンスとして

    位置ずけられています。

    それと、エビデンスの正体は、臨床疫学です。

    統計です。

    統計とっていれば、科学的と言われるのです。

    統計では有意水準5%とか10%とかで、

    データの何%かは捨てられています。

    もしかしたらその数%が真実かもしれないのに。

    エビデンスが悪いとはいいませんが、

    エビデンスを盲信するのはどうかと思います。

    何年か前に、厚生労働省から、

    「効果のないリハビリを漫然と行なっている」

    と指摘を受け、リハビリに期限が設けられました。

    エビデンスがなかったからではなく、

    効果がなかったからです。

    リハビリに関しては、現在のモラルでは、昔のような対象研究は

    難しそうです。

     だから、エビデンスもいいですが、

    患者さんに効果の出せる、という点にもっとフォーカスしても

    いいんじゃないでしょうか?  

    あっ、当たり前ですよね。

    たとえエビデンスに乏しくても、

    「ほら、こんなに効果出せるでしょ」

    と言えればいいんじゃないでしょうか?

    特に患者さんにとっては。

    私の師匠は、そこにこだわっています。

    エビデンスにこだわってしまうと、

    せっかく良い治療法に出会っても、

    それを受け入れることができません。

    勿体無いです。

    今日はつらつらとそんなお話しをさせていただきました。

    今日もブログを見ていただきありがとうございました!


   

   
    

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