2015年11月3日火曜日

ペルソナ

先日の師匠の勉強会にて、ペルソナ設定ということを学びました。

マーケティングの話になりますが、

簡単にいうと、ある特定の人物像をターゲットにして、

そのターゲットに向けて、アプローチするということです。

その特定の人物像を描写するために、

自分が好意的に感じているある特定の人物について、

その特徴を200個挙げる、という課題を与えられました。

その場でいくつか書き出しましたが、

200個というと、とてつもない数字に思えます。

と同時に、自分は患者さんのことをさほどよくは見ていない、

ということにも気付かされます。

見ている部分にしても、なんとなく見ていて、

見ていないに等しいんだろうなと思います。

もっともっと、患者さんともコミュニケーションをとって、

情報を得る必要がある、と感じました。

別にそれは、今回の課題のためということだけではなく、

患者さんが、治療からより良い利益を得るために、ということです。

とってつけたように聞こえるかもしれませんが、

作業療法士的に言えば、当然のことです。

作業療法は、対象者の作業的生活をみます。

以前にも書いたように、作業は生活上の全ての営みを指します。

表面に見えることだけではなく、

その人の価値観や、興味、自分自身に対する信頼性なんかも大事です。

習慣や役割も大事です。

そういったことを知った上で、その人の大事にしている作業を見いだし、

その作業をできるようにする。

そういうことを目指すならば、

もっともっと患者さんのことを、知らなければならないなと思います。

もちろん作業療法の世界には、患者さんのこれらの情報を収集・評価するツールがありますが、

それらのご紹介は又の機会にしたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございました!




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