前回インフルエンザの予防接種に関するお話の続きです。
1918年のスペイン風邪で死者が多数でた原因については、いくつかの研究があるようで、
ある研究では、死亡の87~97%がアスピリンが原因だと述べています。
また、 スペイン風邪において肺炎の死亡例が多いのですが、
これは、ウィルス性肺炎が原因ではなく、
サイトカインストームによるものだそうです。
このサイトカインストームとは、強い解熱剤が引き起こすもので、
肺だけではなく、脳症、腎臓、肝臓、筋傷害、筋障害(横紋筋融解症)、心筋炎・心筋症、
DIC(播種性血管内凝固症候群)なども同時に引き起こすようです。
いわゆる多臓器不全です。
そして、米大陸で死亡が多い最大の原因は、市販薬で大量に用いられている、
強い解熱剤イブプロフェンではないかと考えられているそうです。
また、感染動物に強い解熱剤を用いると死亡の危険性が10倍高まると言われています。
少しまとめますと、
インフルエンザによる、と思われている死亡の本当の原因は、
治療に使用する解熱剤の不正な使用だということになります。
これはもちろんインフルエンザによるものだけではなく、
ただの風邪でも起こりうる現象だろうと思われます。
ただの風邪でも、解熱剤の使用を誤ると、死亡する可能性もあるということです。
さて、そもそも解熱剤なんて使う必要があるのでしょうかね?
その話は又次回にしたいと思います。
今日もブログを見ていただきありがとうございました!
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