2016年5月14日土曜日

生物学的教育論

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



昨日は、犬の散歩を始めました、というお話をさせていただきました。


なぜするようになったのか、というお話をする前に、

今日は、少し生物学的教育論についてお話をさせていただきたいと思います。


生物学的教育論は、

九州大学名誉教授であり、「ヒトの教育の会」会長の

井口潔先生が提唱されているものです。


人間の脳は、簡単に言うと、脳幹の周りに古い脳である大脳辺縁系があり、

さらにその周りに新しい脳である大脳新皮質系があります。

それぞれが、順に進化の過程を経て今のようになってきたというわけですが、

人間の発達の過程も、その脳の進化(発達)に合わせるべきということです。


年齢をおってお話ししていきますと、

0歳から3歳くらいまでは、感性を目覚めさせる時期であり、

この時期には、美しいものを見せ、きれいな音を聞かせ、優しいものに触れさせて、

感じる心を育てます。

時に、英才教育ということで、いろいろなことを学習させようという向きもありますが、

この時期の早期英才教育のような知的刺激は感性の目覚めを妨害すると、

井口先生はおっしゃっています。

知的なことは次の時期以後で充分間に合うそうです。

さらに、この超早期英才教育などの大人の身勝手な振る舞いは、

極端になると幼児虐待になり、

人間としての基礎的ニューロン回路を撹乱して、

子どもの将来を不幸にするとさえ言っています。
  


そして、躾に関しては、この時期は、

はじめは厳しく、あとはやさしく、ということです。

生後すぐから自由にやらせてしまうと、

それでよいという観念が定着してしまうからだそうです。

はじめは厳しくして、できるようになったら、

時々誉めてやる、とうことだそうです。


時に幼児がすごい能力を見せることもありますが、

それはこの時期の子どもがもつ「パターン認識」という独特の能力であり、

大人の認識とは全く異質のものだそうです。

赤ちゃんが人見知りをするのも、

このパターン認識のためです。



さて、続きは明日以降にさせていただきます。


今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


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