さて、今日から何回かに分けて、
「生物学的視点からみた教育のあり方」
についてお話ししていきたいと思います。
これは、井口潔博士の講演や著作などを元にしたものです。
合間合間で別の事もお話ししますが、長いシリーズになるかもしれません。
さて、子育て、教育とは何かというと、
生物学的に言うなら、
「ヒトとして生まれてきた赤ん坊を人間にまで育てること」
ということになります。
ヒトとは、霊長類ヒト科の動物であり、
大人の適切な脳の育て方によって、
つまり教育によってヒトの赤ん坊は初めて人間になる、といいます。
江戸時代の人間教育は世界に冠たるものだったそうです。
ところが戦後の誤った近代合理主義により、
日本の素晴らしい伝統を放棄してしまいました。
育児本能による素朴な子育ては時代遅れで、
今は、育児を技術的に教えるハウツー育児を求めるようになりました。
では、昔はどうだったのでしょうか?
この続きはまた次回に。
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