2016年2月22日月曜日

とある多目的コホート研究

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


先日、国立がんセンターより、

「朝食の欠食と脳卒中との関連について」

という研究が発表されました。


つまり、10年に及ぶ多目的コホート研究により、

「一週間あたりの朝食摂取回数が少ないと脳出血のリスクが高くなる」

という結果が出たそうです。



この研究結果、皆さんはどう思いますか?


この、多目的コホート研究とは、何なのかと言いますと、

少し長いですが、インターネットから引用しますと、


「厚生労働省研究班により、全国の約10万人の地域住民から、

生活習慣や健康に関する情報などを提供してもらい、

10年以上にわたり、どのような生活習慣を持つ人が、

がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などになりやすいのか、

なりにくいのかというデータを追跡調査したもの」


とあります。

様々な生活習慣とそれぞれの病気との相関関係を見つけ出す、

ということなのでしょうが、



ちょっと注意が必要です。


たくさんの生活習慣の項目と病気とを統計処理していくと、

確率的にはどこかで相関関係が成り立ってしまうのではいか、ということ。



もしかしたら、

朝食の部分と脳出血とが偶然相関してしまった、

そすいうことがあるかもしれないということです。


そして、くも膜下出血や、虚血性心疾患、脳梗塞とは相関していなかったようです。



あと、サイトにも同様のことが載っていますが、

朝食摂取回数が研究期間中に変わった人がいたら、その影響は?

朝食を欠食する人は、他に不健康な生活習慣をしてないのか?



などなど、疑問もあります。


皆さんは、どう思われるでしょうか?


こういう研究には、結果だけを鵜呑みにせず、

ちょっと考えてみる必要もあるのではないでしょうか?

以下のリンクもご確認下さい。

http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3768.html



今日もブログを見ていただきありがとうございました!



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