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シリーズ3日目です。
今日は「遂行」と「環境」についてお話しします。
人が、あることをするには、意志や習慣化の力が働きますが、
現実にそれを遂行するには、
その人の遂行の技能が必要になります。
それをやりたくても、できる技能がなければできませんよね。
この技能が不十分ならば、技能を向上させることが必要になります。
この技能には、人から力を借りる技能なんかも含まれます。
例えば、体の不自由な方が外出したいとき、
自分ができないことがあった場合でも、
それを誰かに頼むことができれば、外出も可能になるわけです。
最後に「環境」です。
良くも悪くも環境要因というのはありますよね。
車椅子の人が電車に乗って外出したいというとき、
駅の階段は障壁になります。
もちろん駅員さんに頼むとかボランティアに頼むとか、
クリアする方法はいろいろとあるでしょう。
逆に、周りにサポートしてくれる人がたくさんいる、
といったことは良い「環境」といえるでしょう。
以上、3回シリーズをまとめますと、
人が何かをするとき、
意志の力が働き、それをやり始めます。
習慣化の方から始まる場合もあります。
意志の力だけでは一回こっきりで終わってしまうかもしれませんが、
習慣化の力が働けば、
それが繰り返されます。
そして、それを支える遂行の技能があって、
良くも悪くも環境がある、
とうことです。
人が物事を行うということは、いろいろな要因が絡んできている、ということですね。
この人間作業モデルに興味がある方は(いないと思いますけど)、
改訂第4版の翻訳がでています。(よく眠れます……)
今日もブログを見ていただきありがとうございました!
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