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今日はほめて育てる?というお話です。
子どもの養育について、よく言われるように思います。
ほめると子どもは喜びますし、
ほめると、どんどんやる気になって、
それを一生懸命やるようになりますよね。
ほめて育てること自体は悪くないように思えます。
悪影響があるとすれば、
そのほめるということが、報酬として受け取られる場合でしょうか。
子どもが、そのことを報酬を受けるためにしているとしたら、
それはあまり良いことのようには思えません。
最も悪い例は、
「今度のテストでいい点だったら、あれ買ってあげる」
みたいなものでしょうか。
やりがちなことですけど…。
このことに関して、以前に知り合いの女性から聞いた話ですが、
その女性のお子さんが、
「他の家庭では成績がいいとご褒美があるのに、なんでうちにはないの?」
と不満を言ったらしいのです。
その時にその女性(その子のお母さんですね)は、こう答えたのだそうです。
「勉強は自分のためにするのであって、あなたの成績が良かろうが悪かろうが、
私は何も困らない。なんであなたの成績がいいからってご褒美あげなきゃならないの?」
まあその女性は明朗快活な方なので、
実際にその言いっぷりを聞くととてもかっこよく聞こえました。
私自身は、その話を聞いて、
そんなことを子どもにはっきりと言えるお母さんが実際にいるんだ、と
とても感銘を受けました。
子どもがやる気をなくしてしまうかもしれないと考え、
なかなか言うには勇気のいる言葉ですね。
ちなみにその女性のお子さんは、活発で成績もよく、人間的にも立派に育っています。
さて、ほめることには慎重にならざるを得ませんが、
アドラー心理学で有名なアドラーさんは、
感謝の気持ちを表明することが重要、と述べています。
子どもが、自分の描いた絵を見せに来たときは、ほめるしかないかもしれませんが、
上手にお手伝いをしたときなんかは、
良くできたね、とほめるよりも、
「ありがとう、助かるな~」
みたいな感謝の言葉で良いのではないでしょうか。
これは大人でも同様かもしれません。
仕事がうまくできてほめられるのは、大人でもうれしいとは思いますが、
「そこまでやってもらえると助かるな、ありがとう」
みたいな感謝の言葉の方が、上下関係に関わらず使えるのでよいのではないでしょうか。
ほめることはわりかた簡単なような気もしますが、
感謝の気持ちを表すのは、慣れないと照れくさかったりして、
ちょっとぎこちないかもしれません。
でも、おそらくコミュニケーションはとても良好になるような気がしますので、
皆さんもぜひ試してみたらいかがでしょうか?
今日はそんなお話で。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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