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今日の患者さんのお話し。
温厚そうな年配の男性です。
こちらの施術前説明にも、よく納得されながら聞いてくれています。
しゃがんで作業した後の立ち上がり時の腰の痛みと、
5分ほど歩いた後の膝内側の痛みが主な症状です。
すぐには再現できない症状ではありました。
座位時、体幹の回旋では左右の差はありません。
屈んだときに腰が張るようです。
Iポジションを試してみます。
左右の例のポジションをとってもらいます。
左、右と。
右の方が明らかにやりずらそうで、
本人も、右の時に、腰の張りを訴えます。
もちろん左のIポジションを施行します。
まずは基本の蹴り出しパターンで。
施行後、腰の張りが少なくなったのと、
足を上げるのが楽になったことに気付かれたようです。
もう一回、今度は、内旋パターンで。
見た目には、さらに動きがよくなっているのがみてとれます。
本人も左右違いが無くなった、とおっしゃっています。
さらに、今まで完全に正座ができなかったのに、
今は正座ができるようになった、と気付かれたようです。
始めに訴えていた症状は再現できなくても、
何かしらの左右の違いが発見できて、
しかも本人がそれを感じることができれば、
より施術の効果を体感できますよね。
基本的な話しですが、
やはり動診は大切です。
今日はそんなお話しで。
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