2016年9月2日金曜日

湿布の罪

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!




治療院とか、あるいは病院勤めなんかしている方はおわかりかと思うんですが、


高齢の患者さんて、

湿布をあちこちにべたべた貼っている人多いですよね。


病院でも、制限があるとはいえ、たくさんもらえるようなので、


全身に何枚も貼っている方が非常に多いです。



そこで、湿布貼っている方には、

「湿布貼ってて良くなりますか?」

と聞くようにしています。


大概の方は、

「その時だけはね…」

という言い方をされます。


私は、この湿布の類いは、

痛みをかえって持続させる、と認識しています。


簡単に言うと、


湿布の成分が、交感神経を亢進させ、

痛みも亢進させてしまうと考えているからです。



もうちょっとだけ詳しくいうと、

いわゆる湿布は、

経皮消炎鎮痛剤

というものですが、


この、消炎鎮痛剤は、

血管を閉じて血流も痛みも(一時的に)止める働きがありますが、

同時にプロスタグランジンを阻害します。

プロスタグランジンの増加は不快な症状を呈しますが、

治癒には必要な反応です。

つまり、消炎鎮痛剤は治癒への段階をストップさせる薬です。


この薬を使うと、

一時的に痛みや腫れが治まりますが、

薬の効果が切れると、揺り返しがきて、

治癒とは正反対に向かいます。

そして悪循環に陥ってしまうわけですね。



なので、湿布をたくさん貼っている患者さんには、

かえって良くないということをさらっというようにしています。

それで湿布を貼るのをやめるかどうかはわかりませんが…。



今は湿布は貼りませんが、

昔貼った時、はがすとき痛かった記憶があります。

しかも毛深いところなんか…。





今日はそんなお話しでした。



湿布ではなく、

操体法で、痛みを改善していきましょう!


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