2017年9月20日水曜日

見た目と本人の感覚が異なるときは?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



臨床で操体法を施行しているとき、(例えばKポジション)


動診の際の、たとえば、上肢の上がり具合と、


患者さん本人が感じる上肢の上げやすさが、


異なる、といったことが、まま、あるかと思います。


例えば、


より上がっているのは(屈曲できているのは)右上肢だけれども、


上げづらいのも右上肢といったような時です。


逆に言うと、左上肢は上がりが悪いのに(右より屈曲角度が小さいのに)、


右よりも上げやすい、というようなことです。



こういうときの操法はどちらの側を選択するべきでしょうか?



セミナーなどでもよく質問される事のうちの一つです。





Kポジションの場合は、他の操法と異なり、


上げづらい方を選択します。


なので、この場合は、患者さん本人が「上げづらい」という右側を選択します。




実際、Kポジションを施行してみると、


当然のごとく、右側は上げやすくなります。


上がっていない左の方はともかくも、


患者さんが「楽になりました!」と満足すれば、


それでオーケーということですよね。



もし、その後、左側の上がり具合が悪いことに気付いて、


患者さんが左上肢の上がりが悪いと訴えれば、


あらためて左側のKポジションなりを行えばよいと思います。


あるいは、何らかの治療上の理由で、上がりの悪い左側をターゲットにしたいのならば、


「次は左もやってみましょう」と左側も行えばよいのです。





今回は、上肢の挙上とかKポジションを例にしてお話しをしましたが、


他のほとんどの操法では患者さん本人がやりやすい方を選択します。


(Kポジションは逆にやりづらい方を選択)


要は、どちら側を選択するかということについては、


患者さんの感覚に従う、ということになります。


それが原則です。



もっと厳密にいうならば、


患者さんの要求感覚に従う、ということになるのですが、


その話しはまたの機会にしたいと思います。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!


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