2017年11月15日水曜日

昔の失敗

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今回は昔の失敗例をお話ししたいと思います。





ある日、ギックリ腰のような症状の方が来院されました。



腰を曲げてつらそうに歩いてきました。






治療ベッドに腰掛けていても、 両手で支えていないと痛むようでした。














左側の腰の痛みです。





横になっていると楽だというので、




問診その他、事前説明は横になったまま行いました。




それもそこそこに治療を始めました。




一回では治りませんよ、というお話しはしましたが、



自分としては、その時は、



手を離しても座って居られるようになるまで、くらいを目標にしました。





まず圧痛操法。


右足の特に中指が激痛のようです。


左足はどの指もそれほどの痛みはありません。



この圧痛操法では、痛みはとれませんでした。


手を離すと「痛っ」という感じです。



それから次に基本操法をいくつか試します。



最後に合谷も試します。



合谷も激痛のようでした。






最終的には、



手を離して座れるようにはなりませんでした。



見た感じでは、そんなに変わった感じはしませんでした。




また翌日来てもらうことにしました。



全く変わらないケースも珍しいな、と思っていたところ、



治療ベッドから歩いて帰るときに、


背筋を伸ばして歩いているのに気付きました。



(あれ、良くなっているではないですか……)


そして、一緒に来ていた奥さんに、



「来た時より、楽になった。」


と話しています。



しまった、と思いました。




見た目には最初と変わらず痛そうにしていたので、


つい、変わっていないと思い込んでいたのです。


実際にはだいぶ改善していたのです。



動きが楽になっていることを確認するべきだったのです…。



今考えても、初歩的なミスでした。



痛みを追ってはいけない、と思っていたはずなのに…。



患者さんはいくらかでも良くなって帰っていただけたので、


それは良かったのですが、


その時は反省しました。





皆さんも、痛みを追わず、



しっかりと、動きも良くなっていることを確認しましょうね。



今日はそんな昔の失敗のお話しでした。




操体法のセミナーは以下のリンクから!


【短時間テクニックが学べるセミナーはこちら↓】

中村が直伝する1日テクニックセミナー
http://abaql.biz/brd/archives/swhpqi.html




顎関節症セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/jwvwmy.html




11月肩こり編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/kvukyh.html




12月腰痛編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/fbfuqi.html




12月頭痛編セミナー
http://abaql.biz/brd/archives/owkler.html




セラピストスキルアップ実践会

0 件のコメント:

コメントを投稿