今日は、右肩が痛くて上がらない、という患者さんが来院されました。
病院も受診したそうですが、
レントゲン撮影の結果、
肩関節の間隔(?)が通常よりも狭くなっていると言われ、
五十肩の診断だったそうです。
両肩を挙上してもらうと、明らかに右の方が上がっていません。
屈曲左肩180度に対して、
右肩は140~150度くらいでしょうか。
外転も同様でした。
試しにIポジションから試してみます。
左側のIポジションで、前かがみがやりずらそうです。
その際、右肩周囲が張るとのことです。
右側のIポジションの基本の蹴りパターンを行います。
結果、いくらか張りは軽減したものの、
見た目は前かがみはさほど改善していません。
次に右上肢からつなげるIポジションを施行。
前かがみが明らかに改善しました。
右肩の屈曲・外転も、半分程度は改善しました。
本人の感覚としては、
右のわき腹が張る感じだと言います。
さて、次には、
基本操法のかえる足を行ってみました。
左側が楽で、蹴る方が楽とのことで、
左足を蹴ってもらいます。
ほんの数秒です。
右下肢の引き上げは楽になっています。
起きてもらって、
右肩の屈曲と外転を確認します。
左肩と同じくらい屈曲・外転が可能になっていました。
まとめますと……
五十肩……と診断された症状が、
上肢からのIポジションと、
かえる足操法でほぼ改善された、
ということになります。
この方の場合は、
骨操法や圧痛操法でも改善するような気がしますが…、
今回はIポジションとかえる足操法を選択したということです。
どの操法が効果的なのかは患者さんによって異なりそうです。
患者さんの身体はそれぞれ違うからです。
今度、五十肩の患者さんが来たら、
最初にかえる足操法を試してみたいと思います。
今日は、症例を交えたお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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