2017年10月18日水曜日

五十肩の患者さん

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



今日は、右肩が痛くて上がらない、という患者さんが来院されました。


病院も受診したそうですが、


レントゲン撮影の結果、


肩関節の間隔(?)が通常よりも狭くなっていると言われ、


五十肩の診断だったそうです。




両肩を挙上してもらうと、明らかに右の方が上がっていません。


屈曲左肩180度に対して、


右肩は140~150度くらいでしょうか。


外転も同様でした。




試しにIポジションから試してみます。



左側のIポジションで、前かがみがやりずらそうです。


その際、右肩周囲が張るとのことです。



右側のIポジションの基本の蹴りパターンを行います。


結果、いくらか張りは軽減したものの、


見た目は前かがみはさほど改善していません。


次に右上肢からつなげるIポジションを施行。



前かがみが明らかに改善しました。


右肩の屈曲・外転も、半分程度は改善しました。




本人の感覚としては、


右のわき腹が張る感じだと言います。



さて、次には、



基本操法のかえる足を行ってみました。


左側が楽で、蹴る方が楽とのことで、


左足を蹴ってもらいます。


ほんの数秒です。



右下肢の引き上げは楽になっています。



起きてもらって、



右肩の屈曲と外転を確認します。



左肩と同じくらい屈曲・外転が可能になっていました。




まとめますと……




五十肩……と診断された症状が、


上肢からのIポジションと、


かえる足操法でほぼ改善された、


ということになります。



この方の場合は、


骨操法や圧痛操法でも改善するような気がしますが…、



今回はIポジションとかえる足操法を選択したということです。


どの操法が効果的なのかは患者さんによって異なりそうです。


患者さんの身体はそれぞれ違うからです。





今度、五十肩の患者さんが来たら、


最初にかえる足操法を試してみたいと思います。


今日は、症例を交えたお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!




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