2016年10月27日木曜日

決定論と目的論

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



さて、今日は、ちょっと心理学のお話し。



世の中の出来事を説明していくのに、


原因から説明していくのを原因論または決定論といいます。


Aが起こった原因はBである、というように結びつけるわけです。



一方、人がとる行動はその人がもつ目的や目標に従った結果だと考える立場があり、


これを目的論といいます。



たとえば、生まれながらの素質というものがあるとして、


この素質のせいで、うまくいかなかった、あるいは、成功した、

と考えるのが、決定論で、


素質をうまく生かせなかったから失敗した

あるいは、こういう人になるんだ、としっかり目標を持ったから成功した、


と考えるのが目的論です。




目的論を基礎にしたアドラー心理学では、

目標がなければ有用な行動も生まれない

としています。



確かに、私も、サラリーマン時代は、

ただ、職場に行って働いて、給料をもらっていただけで、

さしたる人生の目標もなかったので、

自分の人生をよくするための有用な行動もうまれなかったように思えます。

(一生懸命に仕事はしましたが)




さて、アドラーがいうには、


トラウマでさえも、自分の行動の原因ではないといいます。

つまり、トラウマや経験の中から、

ちょうど自分の目的に合うものを見つけ出すのです。



原因論では、素質であるとか、他人であるとか、トラウマであるとか、

他者に責任を転嫁することができますが、


目的論で考えると、


原因という犯人探しをしている自分自身が、実は犯人である、ということになります。


なかなか厳しい論理かもしれませんね。



結局のところ、

全てのあらゆることは選択できる、と私も考えているので、

全ての出来事は、自分自身の行動、すなわち目的・目標が

引き起こした結果だということができると思います。



時に文句も言いたくなるときもありますが、

最終的には自分自身の選択の結果なんですよね…。


今日はちょっとそんなお話しをしてみました。

最後に、アドラーの言葉を。



「重要なのは素質ではなく、

 自分が持っている素質をいかに使うかである。

 『いかに』を考えるには目標が必要になる」



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



ただなんとなく、ではなく、

自分なりの目的・目標を設定して、操体法を学んだら、

とても有用な結果が生じると思います!


以下のリンクから!!










12月腰痛編②~上肢からの改善編~セミナー

http://after-seitai.com/lp/a9/





11月肩こりセミナー
http://after-seitai.com/lp/a4/










セラピストスキルアップ実践会








0 件のコメント:

コメントを投稿