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先日いらした患者さんのお話し。
片手での仕事を一時集中してやり過ぎて、
片側の肩の痛みが発生。
病院では四十肩の診断名。
おそらく、検査では何もわからなかったのでしょう。
神経ブロックも効果が無かったといいます。
肩屈曲時にいくらかの可動域制限と最終域で痛みが発生します。
肩に関しては、器質障害まで進展しているように感じます。
また、腰背部の膨隆も巨大でした。
さて、まずはKポジションを施行してみます。
最初のチェック。
痛みのある側を上にした側臥位で、
上半身だけ後方へ倒れてもらいます。
少し倒しただけで、背中に痛みが生じます。
そして、Kポジションの開始位置、肩の伸展時に痛みが生じます。
なので、痛みの出ない位置、中間位から上肢を前方に突きだしてもらいます。
それならできました。
次の、肩甲骨内転への抵抗、後方へ倒れ込む動作では、
痛みの出ないように、できる範囲でやってもらいます。
それぞれ2回づつやりました。(私は2回が定番です)
最後チェックしますと、上半身の後方への倒れ込みは、
肘がベッドに付くまでとはいきませんが、
普通に捻れるようになってきました。
肩の屈曲も却って反対側よりも可動性が増してきたようです。
屈曲時の痛みも軽減してきました。
そして最後に骨の操法も施行してみました。
例の、肘の圧迫のやつですね。
すると、さらに屈曲角度が増しました。
骨の操法もすごい効果的ですね。
臨床でも十分に効果を発揮します。
Kポジションは、基本の動きで痛みの出る人でも、
痛みの出ない範囲で行えば十分に効果を発揮します。
ちょっと応用的になりますが、
形通りにできなくても諦めずに、試してみてください。
また、アドバンスコースを受講されている方も、
骨操法ドシドシ使ってみてくださいね。
今日はそんなお話しで。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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