2016年12月7日水曜日

身体運動の法則

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!



操体法の創始者である橋本敬三先生は、

身体運動の法則として、以下の6つを挙げています。


1.連動の法則

2.重心安定の法則

3.重心移動の法則

4.呼吸との関連

5.動作と姿勢と感情

6.飲食との相関




まず、1の連動の法則についてですが、


橋本先生は、

全運動系は中枢神経を介して連動装置になっているといいます。

つまり、身体の一部分をある目的に向かって動かすと全系が協力的に動く、

ということです。



このことは、

臨床家の方は実感していることと思いますし、

当実践会のセミナーでも、お話ししています。

また、三浦先生の著書の「操体法入門」などでも詳細に解説されています。



そして、

手足や指趾を固定し抵抗をかけると、

近隣関節から順次協調して動いていくということもいえます。



短時間テクニックセミナー腰痛編②を受講されている方は、

Iポジションの上肢から誘導するというパターンが、

イメージがつきやすいかと思います。



さらに橋本先生は、

一カ所に歪みができると、これをカバーするために、

系統的に歪みが波及するとも述べています。


逆に操法にあたって、末端局部からの操作により、

遠隔の部分にも好結果がでるということは、

「痛い部分には触れない」 「遠隔治療」

というキーワードで、代表中村も常日頃述べているところです。




次に、

2の重心安定の法則ですが、


橋本先生は、

腰をまっすぐに伸ばし、ここをカナメとして運動すること、と述べています。

そのために、

手は小指に、足は母趾に力点を置くつもりで動作せよといいます。

そうすれば、可動域も大きくなり、

能率も良く、疲れも少なく、フォームも綺麗になります。

スポーツその他どのような動きにも共通の法則です。




そして3の重心移動の法則ですが、


橋本先生は、


屈曲運動時は反対側に、

伸展時並びに回旋時は同側に重心を移動させなければならないと述べています。


屈曲は体幹の前屈と後屈のことで、

前屈時は骨盤は後ろへ、後屈時は骨盤は前へ、ということですね。


伸展は、上に手を伸ばすような動き、

例えば、右手を上に伸ばしたときは右側に重心をかける、ということですね。



回旋は体幹の回旋です。

回旋した方向に重心をかける、ということです。




体幹の側屈の時は、間違えやすいですが、


右側屈の時は左足に重心がかけ、

左側屈の時は右足に重心をかけます。

 
当実践会のセミナーを受講された方は、体験したことがあると思います。




さて、長くなりますので、残りの3つはまたの機会にお話ししたいと思います。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



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