2016年12月16日金曜日

母に対しての操体法

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!




ここ1ヶ月、私は自分の母親に対して施術を行っています。


母はもう80過ぎであちこち痛いと言っています。

下肢のしびれもあります。

軽い脳梗塞の既往もあります。


どこから手をつけていいものか、という思いもありましたが、


円背で、仰臥位になれず、左右の側臥位の姿勢変換も困難であることから、


まずはそこからアプローチしようと思いました。


まずKポジションを試してみようと思いました。



さて、実は母は、耳が全く聞こえません。


感音性の重度の難聴です。

補聴器を使用しても無意味なので、

基本手振りや雰囲気とか、あとは筆談になります。


形は身振り手振りでわかりますが、


抵抗をかけるからそれに負けないように手を前に伸ばして…、

みたいな指示は、筆談になります。


初回こそ、筆談で行いましたが、

2回目以降は、実施する操法を念頭において、

それに見合う指示をあらかじめ書いておいて、

ラミネートしておいてます。


それでもやってみるといろいろと、細かい指示が必要な時もあり、

そのつど、身振りや筆談が必要にはなりますね。


それでもなんとか、ある程度の形で施行できるようになってきます。


さて、Kポジションをなんとか左右両方施行しました。


すると、左右側臥位の姿勢変換も可能になり、

仰臥位もなんとかできるようになりました。


そのあと、つま先上げなんかもやってみますと、


背中、腰のあたりが楽になってきたようです。


初回はそれで終わりにしましたが、

2回目以降、Kポジション、つま先上げ、膝たおし、かかと突き出しなどを施行し、


今では、姿勢変換や起き上がり等がだいぶ楽になり、

腰も痛くなくなった、と言っています。


下肢のしびれは変わらずあるようです。




重度の難聴の方は、以前に1回来院されたことがありましたが、


やはり大事なところはホワイトボードで筆談で行いました。

その方も高齢でどこへ行っても治らなかった、ということでしたが、


Iポジションだけで、とても良くなって帰って行きました。


これは、余談でした。


当たり前のことですが、

重度難聴の方に対しても、操体法は変わらず有効性を発揮します。



今日はそんなお話しでした。



今日もブログを読んでいただきありがとうございました!



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