本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!
ここ1ヶ月、私は自分の母親に対して施術を行っています。
母はもう80過ぎであちこち痛いと言っています。
下肢のしびれもあります。
軽い脳梗塞の既往もあります。
どこから手をつけていいものか、という思いもありましたが、
円背で、仰臥位になれず、左右の側臥位の姿勢変換も困難であることから、
まずはそこからアプローチしようと思いました。
まずKポジションを試してみようと思いました。
さて、実は母は、耳が全く聞こえません。
感音性の重度の難聴です。
補聴器を使用しても無意味なので、
基本手振りや雰囲気とか、あとは筆談になります。
形は身振り手振りでわかりますが、
抵抗をかけるからそれに負けないように手を前に伸ばして…、
みたいな指示は、筆談になります。
初回こそ、筆談で行いましたが、
2回目以降は、実施する操法を念頭において、
それに見合う指示をあらかじめ書いておいて、
ラミネートしておいてます。
それでもやってみるといろいろと、細かい指示が必要な時もあり、
そのつど、身振りや筆談が必要にはなりますね。
それでもなんとか、ある程度の形で施行できるようになってきます。
さて、Kポジションをなんとか左右両方施行しました。
すると、左右側臥位の姿勢変換も可能になり、
仰臥位もなんとかできるようになりました。
そのあと、つま先上げなんかもやってみますと、
背中、腰のあたりが楽になってきたようです。
初回はそれで終わりにしましたが、
2回目以降、Kポジション、つま先上げ、膝たおし、かかと突き出しなどを施行し、
今では、姿勢変換や起き上がり等がだいぶ楽になり、
腰も痛くなくなった、と言っています。
下肢のしびれは変わらずあるようです。
重度の難聴の方は、以前に1回来院されたことがありましたが、
やはり大事なところはホワイトボードで筆談で行いました。
その方も高齢でどこへ行っても治らなかった、ということでしたが、
Iポジションだけで、とても良くなって帰って行きました。
これは、余談でした。
当たり前のことですが、
重度難聴の方に対しても、操体法は変わらず有効性を発揮します。
今日はそんなお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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