橋本敬三先生は、
野生動物が自分で自分のからだを治す方法を知っていて、
それを自分の勘で治すと言っています。
その勘のことを橋本先生は「原始感覚」と言っています。
この原始感覚は人間にも備わっていて、
私たちの祖先はこの原始感覚に従って行動していたようです。
ただ、その後人間が進化するに従って、知識や文化が入り込み、
この原始感覚が鈍麻していきました。
本来はこの原始感覚が、自分の身体の動く方向を示しているのに、
自分の知識や意識でそれを否定したら、身体のどこかがおかしくなってきます。
これが身体の不調や病気ということになります。
人間はこの原始感覚に素直に従っていれば、
その心身の可能性を最高度に発揮できるそうです。
ただ、意識過剰、知識過剰のために、そうはならないのです。
逆に意識の希薄な時、すなわち無意識の時が最もバランスが良いようです。
橋本先生は、酔っぱらいはどんなに転んでも、階段から落っこちても、
大きなけがはしないと言っています。
ホントかどうか試して見る勇気はありませんが、
ホントの酔っ払いはそのような気がします。
さて、私たちは、操体法を用いて、その方の何らかの問題に対処していく時に、
その人の今ある症状を改善していくことよりもむしろ、
その人の原始感覚を取り戻していくように促していくことが大事になります。
なので、操体法のテクニックで症状が改善できますが、
操体法で原始感覚を取り戻していくことの方がより大切になります。
皆さんもそんなつもりで、操体法を利用してみてください。
今日はそんなお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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