2018年4月13日金曜日

快適感覚と要求感覚

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!

操体法の原理原則は、
「気持ちいい方へ身体を動かすと身体は自然に整っていく」
というものです。

気持ちいい、というのは、人間の身体の中にもともと備わっている
原始感覚です。

操体法ではこの「気持ちいい」という原始感覚をとても大切にします。
操体法、特に基本操法を行うとき、
「気持ちいい感じがありますか?」
などと患者さんには必ず尋ねます。
多くの方は最初はこの「きもちいい」がわかりにくいので、
「腰・背中が伸びる感じがありますか?」
とか
「背中が反ってくる感じがありますか?」
などと声かけの仕方を工夫しています。

さて、操法を施行する際、
どちらの方に動いてもらうか決めるときに、
「どちらが楽ですか?」とか
「どちらが動きやすいですか?」
などと尋ねるようにしていると思います。

たいていは、楽な方を選択すれば間違いはありません。

では、右の方が楽だけど、左の方が気持ちがいい、
といった場合はどうしますか?

そうした場合は、さらに、
「どちらの方をやってみたいですか?」
あるいは
「どちらの方を味わってみたいですか?」
と尋ねます。

これは「要求感覚」の確認になります。

ちょっとまとめますと、
「どちらが楽ですか?」
というのは、動きの分析の話し。

「どちらが気持ちいいですか?」
というのは、快適感覚の話し。

 「どちらをやってみたいですか?」
というのは、要求感覚の話し。

ということになります。

はじめから、
「どちらをやってみたいですか?」
と尋ねても、目が点になる患者さんが多いと思いますので、
そこら辺は、場合に応じて、
患者さんの感覚レベルに応じて、ということになろうかと思います。

最初の選択としては 、
「どちらが楽ですか?」や 「どちらがやりやすいですか?」
でよいと思います。

今日もブログを読んでいただきありがとうございました!

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