2017年2月14日火曜日

脳は何のためにあるの?

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!


今日は、脳は何のためにある? というお話しです。



日本作業療法士協会の広報誌にOperaという冊子があるのですが、

数年前のその冊子の中の記事を少しだけ紹介したいと思います。

それは、日本作業療法士協会長と脳科学者の池谷裕二先生との対談の記事です。

池谷先生が、学生に

「そもそも脳は何のためにあると思う?」

と尋ねると、


考えるため

感情を生み出すため

意思決定をするため


などどいうように、

高度な認知機能を営むために脳が発達したという答えが返ってくるそうです。

なんか、間違えていないような気もしますが、

池谷先生は、

「それはとんでもなく間違った考えだ」と言います。

脳ができたのは5億年ほど昔だと言われているそうです。

最初、比較的単純な原虫のような動物の中に、脳の原型ができあがったそうです。

池谷先生は、

「かれらが高度な意思決定をしたり感情を生み出したり、

 悲しんだり喜んだりするために

 脳を生み出したとは、とうてい思えません。」

と述べています。

さらに、

「たとえばヒルのような動物にも脳があります。

 あれは他者とのコミュニケーションを楽しむためにできたわけではない」


では、何のため?ということになりますが、


池谷先生が言うには、


ヒルのような動物にも脳があるのは、

他者とのコミュニケーションを楽しむためではなく、

「環境の中にいて、おいしいものがあったらそちらに行こうとか、

 まずいものがあったらそこから逃げようとか、

 何かわからないものがあったらどちらかに決めるとか、

 食べるものなのかそれとも敵なのかといった、

 情報として入ってくる身体感覚を、

 寄っていくか逃げるかというシンプルな身体運動に変換するための

 装置として脳を生み出しているわけです。」



 なるほど、と思います。

さらに続けます。

「身体感覚が入ってきて、これを脳の中で計算して、

その演算結果を身体運動に替えるためのコンバーター、

感覚を運動に替えるためのコンバーター、

身体を入力と出力で結ぶためのコンバーターとして脳ができたのです。」


そして極めつけ、

「脳がない動物はたくさんいますが、身体のない脳はないのです。」

「よく脳はすごいと尊敬を集めているようですが、

脳はむしろ身体の奴隷だと思います。」

私は、この一連の考えに感銘を受けました。

様々な研究や現象がありますが、

これらのことを考えると、とてもよく理解できると感じました。

皆さんはいかがでしょうか?


まだ、他にも興味深い内容はありますが、またの機会にしたいと思います。


今日は脳は何のためにあるの?というお話しでした。


今日もブログを見ていただきありがとうございました!




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