今日は、不安定な状況でも結果出せますか?というお話し。
施術者にとっても、そして患者さんにとっても、
落ち着いて集中できる環境で、
施術を行ったり、施術を受けたりしたいものです。
当然、そのような環境設定はするべきだろうと思います。
でも、時には、そうでもない状況に直面することもあります。
先日、生後2ヶ月の赤ちゃんを連れた若い女性が、
母親と一緒に飛び込みで来院してきました。
赤ちゃんは眠っていたので、隣に設置してあるマットにタオルを敷いて、
寝かせてあげました。
これで大丈夫かな、と思った矢先、
今度は、3歳くらいの女の子が扉から入ってきました。
上の子も一緒に連れてきていたのでした。
その子はお母さんにつきまとってなかなか離れません。
お母さんもそのお母さん(女の子のおばあちゃん)もなだめますが、
女の子はお母さんの側を離れようとしません。
無理矢理引き離して泣かれるのもまたかわいそうなので、
そのまま施術を行うことにしました。
女の子は治療台に乗っかってお母さんの隣に居てほっこりしています。
最初はIポジションをやりました。
反応はありましたが、痛みに囚われている感じです。
女の子は治療台の上に寝そべっています。
足趾の圧痛を施行します。
これも効果的でした。
今の時点で、来院時よりだいぶ楽とのこと。
その後も坐位で施術をしてみました。
女の子がまとわりついていても、なんとか結果は出てくれたようです。
すぐ隣にお子さんが居たりするような状況では、
やはり影響があるでしょう。
気持ち良さを味わってもらうようなことは難しいかもしれません。
それでも、操体法にはバリエーションがあり、
しっかりと結果が出せるものがあります。
環境設定がしっかりできればそれに越したことはありませんが、
ケースバイケースで、その時できる操法を選択して、
一つ一つの施術を短時間で終わらせれば、
お子さんがまとわりつくような状況でもなんとかなると思います。
今日はそんなお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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