今日は脱力の仕方、のお話し。
各操法において、力を抜いてもらう時(脱力時)には、
以前は、ストン、という急激な脱力が主でしたが、
近年は、 ゆっくりと脱力してもらうのが主になっています。
ただ、ストンと急激に脱力してもらうのと、
ゆっくり脱力してもらうのとを、
患者さんの感覚や要求に任せるというのが本当のところです。
実際、当実践会のセミナー(特にベーシックコース)でも、
「気持ち良さがなくなったら力を抜いてください」
とか
「つかれたなーと思ったら力を抜いて結構です」
などと声かけするように指導していますが、
力の抜き方は特に限定していません。
上記のように声かけして操法を行うと、経験上、
ストーンではなく、
ふわーっと力を抜く場合が多いようです。
もちろんそれまでの操者のやり方、声のかけ方、雰囲気などに左右されるかもしれません。
操体法では、何事においても、
”決めつけ”は避けるようにしています。
自発動が出るはず、とか、こう動くはず、とか、
この症状にはこの操法、とかの決めつけは極力しません。
脱力の仕方についても、
決めつけず、患者さんにお任せするのがよいと思います。
もちろん、患者さんにはそれまで十分に気持ち良さを味わってもらうことも
前提にはなりますが。
その上での自由な脱力です。
あと、脱力後の余韻も大事にしてくださいね。
皆さんも、患者さんの脱力の仕方に注意を払ってみてください。
今日はそんなお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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