今日は、操法は一人一人違う、というお話し。
皆さんには、
当実践会のセミナーにいろいろと参加していただいて、
それぞれの操法を学んでいただいています。
短時間テクニックセミナーであれば、
IポジションやKポジション。
ベーシックコースであれば、 つま先上げや、膝たおしなどなど。
アドバンスであれば、圧痛操法や皮膚操法、骨操法などなど。
当実践会でお伝えしている操法だけでもたくさんあります。
そのたくさんある操法を実際の患者さんに施術してみると、
一筋縄ではいかないことも多いかと思います。
当実践会では誰でも簡単に習得していただけるようセミナーを行っておりますが、
実際の臨床現場では、全く同じようにはいかないこともたびたびかと思います。
治療者の技量の問題であったり、
患者さん側の感覚レベルや心理的状態などの理由もありますが、
操法は一人一人違う、ということも理由にあげられます。
やり方や手順は同じであっても、
患者さんによって、
抵抗のかけ方の強弱や向き、
足の位置、蹴る方向などの違い、
どうやって声をかけたらわかりやすいか、
などなど、
患者さんによって、変えていかなければならないんです。
すなわち、患者さんによって、操法は異なるわけです。
操法は一人一人違うのです
では、どうしたら良いのか?
個々の患者さんに合わせた操法を行うには、
治療者側が、
患者さんの感覚を感じ取り、
その患者さんの感覚に素直に従う、ということが必要になります。
究極的には、患者さんと一体になる、ということです。
そこまではなかなか難しく、私もまだまだ修行中です。
そういった、
患者さんの感覚を感じ取り、
患者さんの感覚に素直に従う、
という感覚を磨くには、
アドバンスコースで行うようなつりあいの練習をするとか、
上手な人から操法を受けて、自分の感覚を聞き分ける練習などが必要です。
最初は難しいですが、
だんだんとわかるように、できるようになってきます。
是非、操体法の修行は続けていって欲しいと思います。
操体法は皆さん見ての通り、
だれにでも効果が出やすいテクニックです。
けれども、より精度の高い技術を目指そうと考える場合には、
上記のような訓練を行っていく必要があるんですね。
最近は、操体法で高みを目指そうという仲間がどんどん増えてきています。
とても嬉しい限りです。
今日はそんなお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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セラピストスキルアップ実践会
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