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さて、先日は、実践会のマスターコースの後半に参加してきました。
宮森先生による頭蓋治療のコースです。
ほんとに繊細な手技で、難しかったですが、
学んで練習していくうちに面白くなってきました。
一日目終わって、神保町に行って宮森先生おすすめのテキストを買ってきて、
最初の方の歴史的なことや基礎的な概念の部分を読んでみました。
この治療法の哲学というか概念が興味深かったですね。
考案した博士は、1800年代後半には、
当時の医学とは対立する立場を取っていたといいます。
「過剰な薬の処方、瀉血および医師によるその他の治療法に満足できず…」
と書かれています。
先鋭的な医師だったのだろうと推察されます。
また、健康に対する考え方も、今でも十分に通用する素晴らしいものです。
さらに、
治療目標の一番目に
「患者個人の生活の質の向上」
を挙げていたり、
「患者は、一つの全体であるとともに別の全体の中の部分でもある」
と述べていたり、
哲学が素晴らしいと、私は思いました。
患者さんを、単なる筋骨格系としてみるわけではなく、
還元主義的な医学にははまらないというところがとても興味深いですね。
今日、患者さんに内臓治療と頭蓋治療を試みてみましたが、
施行している最中に、患者さんはとても気持ちが良いとおっしゃっていました。
操体法だけでも、かなり治療の幅が広がったのに、
マスターコースの内臓・頭蓋の治療で、
さらに幅が広がりそうです。
コツコツとまずは経験を積んでいこうと思います。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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