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さて、先週の水曜日に自主練のお話しをちょっとだけしたと思います。
自主トレについては、
患者さんの状態に合わせた、いわゆるリハビリ的な課題があるならば、それで良いと思います。
どこかの筋肉が弱っているとか、
どこかの筋が硬いとか、
そういうことに対して、自主練で改善や維持を促していくことができれば良いと思います。
それとは別に、一人でできる操体というものがあり、
多くの操体法関連書物で紹介されています。
私も以前のブログで、腰が痛いときに行う、
朝起きる前のかかと突き出しを紹介させていただきました。
今日は、膝痛の時の一人操体を紹介したいと思います。
1.トイレット操法
まず両足を肩幅ぐらいに開いて立ちます。
次に、軽く曲げた膝頭の上にそれぞれ両手を置いて上体をしっかりと支えます。
そして、背筋を伸ばしたまま、 左右にゆっくり体を捻ってみます。
気持ちいい方向へ4~5回行います。
トイレに行った後で行う様に指導することから、
トイレット操法と言うそうです。
2.膝伸ばし
これはいわゆる、当実践会のベーシックコースでお伝えする、
かかと突き出しです。
仰臥位で、つま先を反らすようにかかとを突きだします。
どちらか気持ちの良い側のみ、5秒間、2回だけ行います。
3.膝たおし、
これもベーシックコースでお伝えしている定番の操法です。
仰臥位で両膝を立て、左右に倒します。
これも、気持ちの良い側のみ、5秒間、2回だけ行います。
4.お尻浮かし or 足浮かし
これは、お尻浮かしか足浮かしのどちらか楽な方を行います。
お尻浮かしは、ベーシックコースでお伝えするつま先上げにプラスして、
腰を浮かします。
つまり、仰臥位にて、膝を45°くらいに曲げ、
かかとを床につけたまま両方のつま先を上げながら、お尻を浮かせます。
そして、足浮かしは、仰臥位で、膝を30°くらいに曲げた状態から、
両足を宙に浮かせます。
これらお尻浮かしか足浮かしのどちらか楽な方を、
5秒間、2回だけ行います。
当実践会の上級コースであるベーシックコースでお伝えする基本操法は、
ほとんどが一人でもできる操法として応用可能です。
もちろん、徒手的に抵抗をかけて、逆行性収縮を促した方が
治療的な効果はありますが、
自己メンテナンスとして十分に有用です。
ベーシックコースを受講された方は、
患者さんの自己メンテの一つとして知っておくとよいかと思います。
今日はそんなお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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