本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます!
昨日はいろんな方とお会いし、お話しを聞く機会がありました。
その中で、メインだったある女性の講演から、ちょっと教育についてのお話し。
その方をここではHさんと言うことにします。
そのHさんは中学生の最後の頃に家を出たそうです。(家出)
その後6年近く家には帰らず、家族とも会っていなかったとのこと。
結果、Hさんの学歴は中卒となったわけですが、
Hさんは、介護事業所の責任者とか、
PTA会長とかバンバンやっていた方だったので、
あらためて中卒と言われると、
私は、あれ、そうだったんだ、という感じです。
学歴って関係ないんだな、と私はあらためて思いました。
ある時、そのHさんのお子さんがこう言ったそうです。
「私、高校には行かないで、好きなことやる。お母さんだって高校行ってないでしょ。」
それに対して、Hさんはこのように答えたそうです。
「確かに私は中卒でも、いろいろとやってきたけど、
選択肢は少なかったよ。高校も行ってればもっと選択肢は広がったと思う。
だから、自分の将来の選択肢を広げるために、高校までは行った方がいいよ。」
(細かい言い方は再現できませんが、このような内容でした)
人それぞれ考えはあるとは思いますが、
高校には行かない、と言った我が子に対し、
私ならはっきりと何かを言えたかどうか……。
それと、質問に答える形でHさんとお子さんのもう一つのエピソード。
Hさんの末のお子さんが、
あるテストで毎回満点を取ってきていました。
あるとき、そのお子さんがこう言ったそうです。
「他のおうちでは、テストで良い点を取るとご褒美に何かをくれたりするけど、うちにはないの?」
(細かい言い方は再現できませんが、内容はこういうことです)
Hさんはこのように答えたそうです。
「テストで良い点とろうがなにしようが、私が得するわけではない。
勉強は自分のためにするものであって、親のためにするわけではない。
なんで、あなたがテストで良い点を取ったからといってご褒美あげなきゃいけないの?」
普段からのHさんの教育的態度が背景にあるとは思いますが、
なかなかこのようなことを子どもに言えないのではないでしょうか?
そんなことはないですか?
ついつい、今度成績よかったら買ってあげる、みたいな、
何かをえさにしてがんばらせるような手法をとってしまいがちです。
いや、それが悪いと言うわけではありませんよ。
何のために勉強するのかと、いうことを、
このHさん自信が信念を持っていることがすごいな、と思ったわけです。
各家庭それぞれの人生観・教育観があるとは思いますので、
Hさんのお話は一つの事例と言うことになろうかと思いますが、
私は、学歴社会、偏差値重視の中で育ってきたので、
高校、大学へ行くことにはなんの迷いもなかったですが、
その時は勉強する意味というのはほとんど考えたことはなかったですね。
今でこそ少しは考えますが……。
なので、Hさんのようお話しはとても刺激になります。
というお話しでした。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました!
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